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ウォルター・アイザックソン スティーブ・ジョブズ I, II2014/04/19 13:45

 遅ればせながらスティーブ・ジョブズIとIIを読んでみたところ、実に面白い本でした。今まで読まなかったのが悔やまれるほどです。

 スティーブ・ジョブズの生い立ちからCEOを辞める、ついにその日が来てしまいました、までが描かれています。



 バカと天才は紙一重的な常軌を逸している性格に驚きです。その反面常人では成せないことを次々と成していく姿にも驚きです。

 これまでもいわゆる偉人と言われている人は、実は結構言動に問題がある人が多いと思っていましたが、改めてそれを感じました。

 残念ながら、完璧な人間なんて人はやはりいなくて、どこかがおかしい代わりにどこかが優れているのかもしれません。



 IT的な面から見ると、初期のアップル製品の話からネクスト、ピクサー、iMac, iPod, iTunes, iPadまで詳細に書かれていてとても参考になりました。

 iTunesにしてもレコード会社との契約など、スティーブ・ジョブズでなければできなかったのかもしれません。

 スティーブ・ジョブズとビル・ゲイツの絡みが思っていた以上に多くあるのにも驚きました。はたから見るほど単純な関係ではなかったんですね。

 ピクサーについても、思っていたよりもはるかに多く力を注いでいたんですね。

 スティーブ・ジョブズと他の人達の関わりなど人間ドラマとしても静かな感動があります。

 まだ4月ですが今年最も面白かった本となりそうです。というか、この二三年で最も面白かった本です。



 今年、ニューヨークに行った際にアップルストアの前を通ったのですが、アップルストアに入ってもしかたがないと思って立ち寄らなかったのが大いに悔やまれます。

 また、去年シリコンバレーを訪れた際にも、アップル本社に立ち寄らなかったのも悔やまれます。

 いずれもスティーブ・ジョブズがこだわりにこだわって作ったものです。それほどのものなら是非見ておくべきでした。

 シリコンバレーはいずれまた行く機会もあると思いますが、ニューヨークは当面行く予定がないので、やはりアップルストアが悔やまれます。



 アップルに興味のあるIT技術者はもちろん、経営者も読んでみたほうが良いと思った本でした。もちろん、普通の人に真似をできるようなものでもありませんが。

 それにしても惜しい人をなくしました。せめてあと10年は生きていて欲しかった……



 私自身は熱狂的なアップル信者というわけではありません。むしろ最初にMacを使ってみるまではMacが嫌いでさえありました。

 今思い出してみると、最初に仕事で自分専用として使ったパソコンはマックでした。

 当時はまだWindows3.1の時代で、ようやく95が出てくるかという頃でした。

 3.1やUNIXのX Windowsと比べると、マックのユーザーインターフェイスやアプリケーション間の連携は次元の違う凄さで、驚きを与えてくれました。

 その職場をやめる際には、Windowsは仕事で使うことになるから、プライベートではマックをフォローしたいと思い、最初に買ったパソコンはマックにしました。

 その後アップルが凋落し、AT互換機が隆盛していったため、自宅のパソコンもIBMのAptivaや自作パソコンとなり、その後安定性の面からHP性のパソコンを使うようになりました。

 そしてスティーブ・ジョブズの訃報を聞いて、ジョブズの哲学が生きているうちにと思い、立て続けにMac Book Air, iPod, Mac miniなどを買ってみた次第です。

 アップル製品を使っている理由の一つにセキュリティ面もあります。現時点ではまだアップルのほうが安全なようですし。

 現在のパソコンは、うちのようにMac Book Air、私がMac mini。写真編集用にHP製PC。金融用にVAIOとなっています。

 VAIOもSONYから売られてしまい、時の流れを感じます。

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