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福島原発の問題2011/03/20 15:53

 アサブロのホームページを見たら、ガイガーカウンター到着、と書いている人がいます。

http://gabasaku.asablo.jp/blog/2011/03/20/5751535

 え、ほんとに買ったの、と思ったら、ほんとにイギリスから輸入していました。
 ( ̄□ ̄;!



 それはさておき、終わりの方に気になることが書かれています。

 3号炉には、プルトニウムを含んだMOX燃料が使われていて、高濃度放射能拡散の恐れがあるという事です。



 MOX燃料ってよく聞くけどなんだっけ? と思って、wikipediaを見てみました。

 MOX燃料
http://ja.wikipedia.org/wiki/MOX%E7%87%83%E6%96%99

 ( ̄□ ̄;!

 MOX燃料の問題て、今回の問題が発生したことにかなり関係しているんじゃないの…
 (-_-;)

 プルサーマルの方を見ると、問題が起こった時の被害も大きくなりそうです。
 (-_-;)

 プルサーマル
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%AB

 遠距離はともかく、近距離にいる人は問題なんでは。
 (-_-;)



 今回の事故が起こった際には、呆気にとられました。

 津波が起こる起こるといわれている太平洋側のうみっぺりに作ってあるにもかかわらず、津波で機材が波をかぶってさらわれました、という事です。
 ( ̄□ ̄;!

 原発の空撮映像を見る限り、海側に高い遮蔽物があるようにも見えません。
 (-_-;)

 おまけに、冷却装置が停止してから、装置を冷やす手段がなく、ヘリで水をかけたり、一週間もたってから消防車で水をかけたりしています。
 ( ̄□ ̄;!

 さらに、メルトダウンしたら、下にある水と反応して水蒸気爆発を起こすかもしれないという事です。
 ( ̄□ ̄;!

 何を考えて作ったんだ…
 (-_-;)

 冷却機が止まった時の対策が何も考えられていないような気がします。

 そう思って職場の人に話していたんだけど、それはないだろう、という話でした。

 でも、私だったら、地下か、半地下に作って、いざとなったら堰を切って、水を流し込めるようにするけれどなぁ、と思っていました。



 そしたら、昨日、北海道新聞にこんな記事が。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/dogai/278890.html
<<
福島原発設計

 元東芝の技術者 「津波全く想定せず」(03/17 10:22)
 東京電力福島第1原発を設計した東芝の元技術者、小倉志郎さん(69)=横浜市=が16日、東京の外国特派員協会で記者会見し「1967年の1号機着工時は、米国ゼネラルエレクトリック社(GE)の設計をそのままコピーしたので、津波を全く想定していなかった」と明かした。

 三陸沿岸は津波の多発地帯だが、津波が比較的少ない米国技術が今回の被害の盲点となった可能性がある。

 日本の原子力発電は英米の技術輸入で始まり、福島原発はそのさきがけ。小倉さんは1、2、3、5、6号機の冷却部分などを設計し「1号機は、日本側に経験がなく無知に近い状態だった。地震津波の多発地帯とは知っていたが、批判的に検討、判断できなかった」と話した。2号機からはGEの設計図を改良したが、「マグニチュード8以上の地震は起きない、と社内で言われた。私の定年が近くなってやっと、地震対策の見直しをしたが、それでも大地震は想定しなかった。責任を感じる」と述べた。
>>


 やっぱり、何も考えてなかったんじゃねぇか!
 ( ̄□ ̄;!

 (-_-;)



 前述の、冷却装置が止まった場合に関しても、以前、誰かがどこかの責任者だかに、尋ねたところ、まともに答えなかったという話がどこかに載っていました。ニュースソースを検索中。

 やっぱり、何も考えてなかったんじゃねぇか!
 ( ̄□ ̄;!

 (-_-;)



 東電のホームページには、次のような記述があります。

http://www.tepco.co.jp/nu/knowledge/quake/index-j.html#anchor5
<<
津波への対策. 
原子力発電所では、敷地周辺で過去に発生した津波の記録を十分調査するとともに、過去最大の津波を上回る、地震学的に想定される最大級の津波を数値シミュレーションにより評価し、重要施設の安全性を確認しています。また、発電所敷地の高さに余裕を持たせるなどの様々な安全対策を講じています。
>>

 …
 (-_-;)



 鹿島建設のサイトを見ると、福島原発建設のことが誇らしげに書かれているんだけれど。

http://www.kajima.co.jp/prof/overview/160-6.html
<<
躍進の時代「スーパーゼネコン」への道

当社は将来のエネルギー政策を見透し,1957(昭和32)年日本原子力研究所第一号原子炉を皮切りに原子力分野へ進出する。これを期に後の国内の原子力関連工事の半数近くに関わることになる。

東京電力福島原子力発電所
1967(昭和42)年着工以来,第1~6号機を当社が施工した
>>

 スーパーゼネコンは、建設する時、津波のことは考えなかったんだろうか?
 (-_-;)




2011/03/20
 ネットをあさっていたら、次のような動画がありました。

ニュースの深層3/17(木)「福島原発事故 メディア報道のあり方」1/3
http://www.youtube.com/watch?v=veFYCa9nbMY

ニュースの深層3/17(木)「福島原発事故 メディア報道のあり方」2/3
http://www.youtube.com/watch?v=wlVlmyyNxlw

ニュースの深層3/17(木)「福島原発事故 メディア報道のあり方」3/3
http://www.youtube.com/watch?v=rpcuM1v90XE



 これに対しては、次のページで説明がされています。

「最悪のシナリオ」という脅しに騙されないために
http://getnews.jp/archives/105518

 要は、爆発が起こることは考えにくく、飛散物質も、つくば市の高エネルギー加速器研究機構放射線科学センターが計測していて、少なくなっていっているという事です。

 つくばの18日の情報を見ると、15日比べて、16日は飛散量が二ケタ少なくなっているように見えます。ただし、風向きが変わった可能性はあります。



 Wikipediaで、チェルノブイリ原子力発電所事故、ベラルーシ、キエフ、を見てみると、継続的な疫学調査がしっかり行われていないように読めます。そのため、本当のところどの程度の影響が出るのか、はっきりわかっていないようです。

 ただ、当時は南風が吹いていて、南にあるキエフは避難対象外となり、ベラルーシではがんが増えたという説があります。

 少なくとも、原子炉が爆発した時には、放射性物質を浴びないように、対策を行った方がよさそうです。

 逆に言えば、爆発さえしなければ、大きな被害はなさそうな気がします。

 このまま終息してくれることを祈ります。



 ホワイトハウスが何を言ってるか、見てみました。
http://www.whitehouse.gov/issues/foreign-policy/japan-earthquake-tsunami

 現時点では、アメリカ市民に対して、80キロ以内からの退避、もしくはそれができない場合には、屋内のシェルターを確保するように薦めているようです。

 ただ、80キロ以内での放射線被ばくと、それ以上の地域での放射性物質到達の可能性も強く示しています。

 日本政府はあてにならなくても、アメリカ政府のいう事を聞いていれば大丈夫でしょう。
 ( ̄^ ̄)



 正直、広瀬隆の動画を見たときにはまいりました。マジでアメリカ行きのチケットを手配しようかと考えました。

 それで、検索してみたところ、今のところは問題ないらしい、というか、その方面に詳しいらしい人たちは、そう思っているらしい。

 そして、もし爆発しても、しばらく屋内でやり過ごせば、何とかなるような気もしました。

 もし、爆発したら、言われているように、肌の露出を抑え、口元などを覆って、家に帰り、家では換気をしないようにした方がよさそうです。



2011/03/21
 アメリカの退避80キロはNRCの勧告がもとになっているようです。NRCは、根拠を明確にしていないけれど、発表文の資料を見ると、福島原発三基分の事故を想定しているのではないかという事です。

 日本の場合は、IAEAの基準に則っていて、原発一基が事故を起こした場合という事です。

 日経新聞より

 今後の展開次第ですね。



 厚生省の原爆症認定ページ
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/genbaku09/08.html

 原爆症認定は、爆心地から3.5kmとなっています。意外に小さい半径です。

 もちろん、それが妥当かどうかという問題があるし、当時の原爆と現在の発電所の核物質量の違いなどもあるので、一概に比較はできません。



 友人から、大前研一を見た方がいいという話がありました。原発についても語っています。

東日本巨大地震 福島原発半径20km以内の住民に避難指示(大前研一ライブ)
http://www.youtube.com/watch?v=U8VHmiM8-AQ



2011/03/21
 私がひと眠りしている間に、うちのがいろいろ放射線関係のページを見つけてくれていました。

 食品からの放射能検出について 朝日新聞のサイトらしい。
http://doraku.asahi.com/special/shinsai/110320.html?ref=navi

 とりあえず問題ないとは言っています。



 東京安全研究センターによる、放射性線測定まとめページ。
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/emergency/monitoring.tokyo-eiken.go.jp/monitoring/



 東京都産業労働局
都内における大気浮遊塵中の核反応生成物の測定結果について
http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/whats-new/measurement.html

 3/15(火)の午前中に結構飛んでますね。ヨウ素はピークで241から281ベクレル/m3。桁外れです。
 (-_-;)

 3/16(水)は未明にそこそこ飛んでますね。数ベクレルから20ベクレル程度。

 3/17(木)~3/20(日)までは、未検出から0.1と0.2で、問題なし。

 3/21(月)は、雨の影響か、数ベクレルから十数ベクレルまで上昇。



 産業技術総合研究所つくば中央第一事業所敷地内で放射線測定
http://www.aist.go.jp/taisaku/ja/measurement/index.html

 やはり、15、16日くらいが桁が違っています。



 国土交通省が空港で計っている放射線量
http://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk7_000002.html
 
 海外航空会社が来たくないとか言ってるらしいので計り始めたらしい。



 福島から東京まで250キロ。福島で仮に核爆発があったとしても、ダイレクトにその放射線(電磁波)が届いて即座に病気になったり死ぬなんてことはあり得ないことです。

 懸念事項としては、爆発時に発生する放射性物質のチリが飛んできて、吸引などにより体内に取り込まれることです。

 なので、大規模爆発して、なおかつ風向きが自分の方に向いていたら、屋内退避を行えばよいという事になると思います。

 東京まで、健康に被害が出るほどの放射性物質が飛んでくるかどうかというと、それはないのかもしれません。

 アメリカは三つ爆発して80キロ内が影響ありと踏んでいるように見えますし。



 80キロ圏外で、仮に吸引して内部被曝したとしても、将来的にがんになる確率が多少上がる程度だという事だと思います。

 がんになる確率にしても、たばこや日焼けの方がよほど危険なんではないかと思っています。

 内部被曝によって、ただちに具合が悪くなったり死んだりなんてことは絶対にあり得ないはずです。

 爆発して、風向きが悪ければ、マスクなどをして吸い込まないようにして、後はうちに帰ったらシャワーで放射性物質を流し落とせばOKだと思っています。



2011/03/22
 Wikipediaを見るとスマトラ島沖の津波は平均10m位で、地形によっては最大34mということです。

 3/20の日経新聞を読んでいたところ、福島原発の想定津波は6m弱で、敷地の高さを10mに設定。

 女川も基本的な考えは変わりなかったけれど、女川は15mの高さに建設されており、なおかつ入り江の中で直撃を避けられたという事のようです。

 技術評論家によれば、東電と東北電力で、津波に対する考え方に大きな違いはないという事です。

 どうして、スマトラで平均10mの津波が来ているのに、6m弱でいいと思ったのでしょう。
 (-_-;)



 原発建設時に想定していた地震も、441 - 449ガル。実際来たのは、507ガル。日経新聞より。

 阪神淡路の最大加速度は800ガル程度です。
 (-_-;)



2011/03/24
 風邪で体調が悪かったので、昨日はさっさと寝ていました。

 放射性物質を浴びたときはシャワーを浴びればいい、と書いた後で、よく考えたら、そんなに飛んでくるときには、水道水もだめではないか、と気が付きました。
 ( ̄□ ̄;!

 そしたら、昨日の金町浄水場のニュース。
 (-_-;)

 なぜ、金町浄水場だけ。
 (-_-;)



 というわけで、リチャード・ムラー教授の、「今この世界を生きているあなたのためのサイエンスI」を買ってきました。

http://tips.asablo.jp/blog/2010/11/28/5545079

 リチャードムラーはカリフォルニア大学バークレー校の教授です。本の原題は、将来の大統領のための物理学、だったと思います。

 巷でいわれている怪しい科学「的」な話が実際にどうなのか、事実をもとに述べていくというものです。一巻には原子力関係の記述がされています。

 もちろんすべてをかくわけにも詳細に書いている時間もないので、一部をまとめたものだけ書いておきます。



 発電所付近の三万人の住民が被曝した放射線量は一人当たり平均45レム。広島原爆の生存者の平均被ばく量とほぼ同じ。

 被爆者ががんになる確率は1.8%増える。通常のがんで死ぬ確率は20%。つまり、被曝した人のがんになる確率は21.8%になる。

 結局、三万人の被爆者のうち六千人(20%)が通常のがんにかかり、500人(1.8%)が放射線のためがんになる。

 現在、ほとんどの地域が被ばく線量が1レムよりずっと低いレベルになっているため、原則的には戻ってきて生活しても問題ない。

 1.8%のために避難すべきかどうかは、科学の問題ではなく政治の問題。



 チェルノブイリ事故によって増えるがんの死者の総数はどうなるか。

 これを計算するには、一人あたりの被曝線量が異なる地域ごとに住民の数を計算し、全住民の被曝線量を合計する。

 この数値は国際社会が大きな関心を寄せる問題だったため、大々的な調査が行われ2006年IAEAが総被曝量の最良推定値として、1000万レムを発表。

 つまり、チェルノブイリ事故による死者の総数は計算上4000人になる。事故によるがん患者を見分けることは甲状腺がん以外は事実上不可能。甲状腺がんは非常にまれながん。

 甲状腺がんは治療可能ながんでチェルノブイリの甲状腺がん患者のうち9人が死亡。

 チェルノブイリ住民がかかっている多くの疾患は、はるかに多くの死者を出している。そのうちの二つは大量の喫煙や飲酒によるガンと心臓病。

 避難がストレスとなり、薬物乱用が増して、健康に大きな影響を及ぼしたのかもしれない。



 というわけで、原子炉を緊急停止できずに激しい爆発をした後、制御棒に使われていた黒鉛が火災が火災を起こし、概ね30%の放射性物質が飛散したチェルノブイリでも、上記のような被害です。

 これを多いととるか少ないととるかは主観の問題かもしれません。

 福島原発のケースでは、とりあえず原子炉をシャットダウンできたため、大きな爆発は起こらない可能性が高いようです。起こったとしても水蒸気爆発程度。

 制御棒の素材にも黒煙が使われていないようです。



 もちろん、今後、新たな事実が見つかるかもしれません。見つかったとしても、識者の話を考えると、チェルノブイリほどにはならないのかもしれません。

 放射能を心配するあまりのほかの健康被害に気を付けた方がよさそうです。


 リチャードムラーの本を読んでいたため、今回の福島原発事故が発生した時も楽観していました。広瀬隆のビデオを見て、驚きましたが、やはり気にする必要はないように思います。

 広瀬隆も、人を煽るつもりや脅かすつもりはないのではないかと思います。本人は語っていることを信じ込んでいて、本人が語るように本当に怖いのだと思います。

 とはいえ、今回語ったことに対して首をかけるとまでいっているのですから、事態が収まった際には、しっかり責任を取ってもらう必要があると考えます。



2011/10/30
 NHKのあさいちで、普段の食事に含まれる放射性物質の調査結果を放送していました。

http://tips.asablo.jp/blog/2011/10/17/6159626

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