移住者たちのリアルな声でつくった海外暮らし最強ナビ アジア編 ― 2017/10/18 20:54
リタイア後にはしばらく海外にでも住んでみるかと思い図書館で借りてみました。
室橋 裕和が一応著者のようですが、各国ごとのライターが書いているようです。
基本的に現在働いている人を対象にした本ですが、リタイア後の移住を考えている人にも参考になると思います。というかなりました。
読んでいると、国民年金で生きていくのは大変なのでタイで暮らしているなんて人もいて、他人ごとではないかもしれません。
今のところは、国民年金でもバンコクで生きていけるようです。国民年金だと月額7万とかですが。
若い人こそ一回読んでみたほうがいいかもしれません。
室橋 裕和が一応著者のようですが、各国ごとのライターが書いているようです。
基本的に現在働いている人を対象にした本ですが、リタイア後の移住を考えている人にも参考になると思います。というかなりました。
読んでいると、国民年金で生きていくのは大変なのでタイで暮らしているなんて人もいて、他人ごとではないかもしれません。
今のところは、国民年金でもバンコクで生きていけるようです。国民年金だと月額7万とかですが。
若い人こそ一回読んでみたほうがいいかもしれません。
榊 淳司 マンション格差 ― 2017/10/18 20:49
2016年9月の比較的新しい新書。
マンションについての色々な問題が書かれていて参考になりました。
デベロッパーによって利益のとり方が5%から40%も差があるというのは驚きです。
そのほかマンションに関する裏事情のような話が色々と書かれていました。
これからマンションを買う人も買った人も必読の本だと思います。
私はこれを読んでさらにマンションは買うべきじゃないと思いました。あまりにもリスクが高すぎるし、生活ががんじがらめになってしまいそうです。
マンションについての色々な問題が書かれていて参考になりました。
デベロッパーによって利益のとり方が5%から40%も差があるというのは驚きです。
そのほかマンションに関する裏事情のような話が色々と書かれていました。
これからマンションを買う人も買った人も必読の本だと思います。
私はこれを読んでさらにマンションは買うべきじゃないと思いました。あまりにもリスクが高すぎるし、生活ががんじがらめになってしまいそうです。
押井守 友だちはいらない。 ― 2017/05/22 06:09
押井守の、勝つために戦え! 監督稼業めった斬り、が面白かったので、その後、武道のリアル、を読み、「友だちはいらない。」も読んでみました。
武道のリアルは面白かったけれど、友だちはいらない。、は微妙な本でした。
幼い時に母親に愛情を注がれず、同年代にはいじめられ、それらの体験から人と対等の個人的関係を築くことができず、師匠や小さきもの(ペット)といった、上か下かの関係、もしくは家族という関係かビジネスライクな仕事仲間との関係でしか人と付き合えない人、が色々と理屈をつけてそれを肯定する話、とも思いました。
友だちという定義について考えさせられるという意味では参考にはなったけれど、押井守という人の人間性には疑問を感じた一冊でした。
まあ、この人の場合には友人を仕事仲間が代替していて、世間一般にはそれが友人と呼ばれるものだとも思いますが。
ちなみにオーストラリアの研究者によると、友人と強いネットワークを持つ人は、寿命が長くなり、それは家族の影響より強いそうです。
http://gigazine.net/news/20170520-friends-influence/
理由は友人の存在がその人の選択に影響を与えているからではないかと考えられているそうで、友人の存在はリスキーな判断から遠ざけてくれるという話もあります。
孤独を感じていたり社会的に疎外されている人はギャンブルでよりリスクの高い選択をしがちであることが判明して、いるそうです。
私自身、友人がいなかったらもしかしたらあの時死んでいたんじゃないかと思う経験があります。
武道のリアルは面白かったけれど、友だちはいらない。、は微妙な本でした。
幼い時に母親に愛情を注がれず、同年代にはいじめられ、それらの体験から人と対等の個人的関係を築くことができず、師匠や小さきもの(ペット)といった、上か下かの関係、もしくは家族という関係かビジネスライクな仕事仲間との関係でしか人と付き合えない人、が色々と理屈をつけてそれを肯定する話、とも思いました。
友だちという定義について考えさせられるという意味では参考にはなったけれど、押井守という人の人間性には疑問を感じた一冊でした。
まあ、この人の場合には友人を仕事仲間が代替していて、世間一般にはそれが友人と呼ばれるものだとも思いますが。
ちなみにオーストラリアの研究者によると、友人と強いネットワークを持つ人は、寿命が長くなり、それは家族の影響より強いそうです。
http://gigazine.net/news/20170520-friends-influence/
理由は友人の存在がその人の選択に影響を与えているからではないかと考えられているそうで、友人の存在はリスキーな判断から遠ざけてくれるという話もあります。
孤独を感じていたり社会的に疎外されている人はギャンブルでよりリスクの高い選択をしがちであることが判明して、いるそうです。
私自身、友人がいなかったらもしかしたらあの時死んでいたんじゃないかと思う経験があります。
フェルディナント・ヤマグチ 英語だけではダメなのよ。 ― 2017/03/31 06:34
フェルディナント・ヤマグチ 英語だけではダメなのよ。
http://www.bpcard.net/item/books/194870.html
日経ビジネスオンラインのメールを見ていたら、面白げな記事があったので読んでみたところ、本当に面白かった。
フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
GT‒R田村さん「ボウズもボウズ、丸ボウズ」の巻
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/194452/031600110/
記事中に、次の話が出てきて興味深かったので図書館から借りてみたというわけです。
<<
ADフジノ:前に、当連載の記事をベースにまとめた書籍『英語だけではダメなのよ。』の取材で日本で一番売る日産のセールスの人を取材に行ったじゃないですか。
F:行った行った。千葉の漁港の面白いお父さん。あの人は年間に200台売るという話だったよね。凄いな。プロパー平均の4倍以上。
>>
大昔には販売をしていたこともあるので、できるセールスという人には興味があります。いったいどうやって売るのかなと。
とりあえず、図書館から借りてきて読んでみたところ、最初のゴーンさんへのインタビューがまず面白い。
七つの習慣を地で行くような権限移譲。ああ、七つの習慣の話は本当だったんだとも思うし、だからこそ立て直しができたんだろうなという気もしました。
そして、3.11についてのやり取りが泣かせる。
ゴーンさんの次はGT-R開発者、水野 和敏の話も、いいか悪いかは別にして面白い。言葉の端々から色々読んで、見ているんだなと思います。やはり何かを成し遂げる人っていうのは、普通じゃないと思いました。
ちなみに、上記、引用の続きはこうなっています。
<<
田:ちなみにこの田村は初年度100台。2年目には140台売った。
F:ま、マジすかそれ?140台。セールス経験の無いド素人が……。
>>
仕事ができる人は何をやらせてもできるんだと思いました。
あまりに面白いので、永久保存版としてAmazonから中古を購入しました。日経BPではすでに完売。
2017/04/08
その後読了しました。
そのあとのGTR製造現場の話も面白くて、GTR関係だけで本の3/4位を占めているんじゃないでしょうか。
ほとんどGTRの舞台裏みたいな本です。タイトルの英語だけではだめなのよはマーケティング的に付けたタイトルなんでしょうか?
GTRに興味がある人よりも英語に興味がある人の方が多いでしょうし。
GTRや車に興味がある人は読むべし。
http://www.bpcard.net/item/books/194870.html
日経ビジネスオンラインのメールを見ていたら、面白げな記事があったので読んでみたところ、本当に面白かった。
フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
GT‒R田村さん「ボウズもボウズ、丸ボウズ」の巻
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/194452/031600110/
記事中に、次の話が出てきて興味深かったので図書館から借りてみたというわけです。
<<
ADフジノ:前に、当連載の記事をベースにまとめた書籍『英語だけではダメなのよ。』の取材で日本で一番売る日産のセールスの人を取材に行ったじゃないですか。
F:行った行った。千葉の漁港の面白いお父さん。あの人は年間に200台売るという話だったよね。凄いな。プロパー平均の4倍以上。
>>
大昔には販売をしていたこともあるので、できるセールスという人には興味があります。いったいどうやって売るのかなと。
とりあえず、図書館から借りてきて読んでみたところ、最初のゴーンさんへのインタビューがまず面白い。
七つの習慣を地で行くような権限移譲。ああ、七つの習慣の話は本当だったんだとも思うし、だからこそ立て直しができたんだろうなという気もしました。
そして、3.11についてのやり取りが泣かせる。
ゴーンさんの次はGT-R開発者、水野 和敏の話も、いいか悪いかは別にして面白い。言葉の端々から色々読んで、見ているんだなと思います。やはり何かを成し遂げる人っていうのは、普通じゃないと思いました。
ちなみに、上記、引用の続きはこうなっています。
<<
田:ちなみにこの田村は初年度100台。2年目には140台売った。
F:ま、マジすかそれ?140台。セールス経験の無いド素人が……。
>>
仕事ができる人は何をやらせてもできるんだと思いました。
あまりに面白いので、永久保存版としてAmazonから中古を購入しました。日経BPではすでに完売。
2017/04/08
その後読了しました。
そのあとのGTR製造現場の話も面白くて、GTR関係だけで本の3/4位を占めているんじゃないでしょうか。
ほとんどGTRの舞台裏みたいな本です。タイトルの英語だけではだめなのよはマーケティング的に付けたタイトルなんでしょうか?
GTRに興味がある人よりも英語に興味がある人の方が多いでしょうし。
GTRや車に興味がある人は読むべし。
ウォルター・アイザックソン スティーブ・ジョブズ I, II ― 2014/04/19 13:45
遅ればせながらスティーブ・ジョブズIとIIを読んでみたところ、実に面白い本でした。今まで読まなかったのが悔やまれるほどです。
スティーブ・ジョブズの生い立ちからCEOを辞める、ついにその日が来てしまいました、までが描かれています。
バカと天才は紙一重的な常軌を逸している性格に驚きです。その反面常人では成せないことを次々と成していく姿にも驚きです。
これまでもいわゆる偉人と言われている人は、実は結構言動に問題がある人が多いと思っていましたが、改めてそれを感じました。
残念ながら、完璧な人間なんて人はやはりいなくて、どこかがおかしい代わりにどこかが優れているのかもしれません。
IT的な面から見ると、初期のアップル製品の話からネクスト、ピクサー、iMac, iPod, iTunes, iPadまで詳細に書かれていてとても参考になりました。
iTunesにしてもレコード会社との契約など、スティーブ・ジョブズでなければできなかったのかもしれません。
スティーブ・ジョブズとビル・ゲイツの絡みが思っていた以上に多くあるのにも驚きました。はたから見るほど単純な関係ではなかったんですね。
ピクサーについても、思っていたよりもはるかに多く力を注いでいたんですね。
スティーブ・ジョブズと他の人達の関わりなど人間ドラマとしても静かな感動があります。
まだ4月ですが今年最も面白かった本となりそうです。というか、この二三年で最も面白かった本です。
今年、ニューヨークに行った際にアップルストアの前を通ったのですが、アップルストアに入ってもしかたがないと思って立ち寄らなかったのが大いに悔やまれます。
また、去年シリコンバレーを訪れた際にも、アップル本社に立ち寄らなかったのも悔やまれます。
いずれもスティーブ・ジョブズがこだわりにこだわって作ったものです。それほどのものなら是非見ておくべきでした。
シリコンバレーはいずれまた行く機会もあると思いますが、ニューヨークは当面行く予定がないので、やはりアップルストアが悔やまれます。
アップルに興味のあるIT技術者はもちろん、経営者も読んでみたほうが良いと思った本でした。もちろん、普通の人に真似をできるようなものでもありませんが。
それにしても惜しい人をなくしました。せめてあと10年は生きていて欲しかった……
私自身は熱狂的なアップル信者というわけではありません。むしろ最初にMacを使ってみるまではMacが嫌いでさえありました。
今思い出してみると、最初に仕事で自分専用として使ったパソコンはマックでした。
当時はまだWindows3.1の時代で、ようやく95が出てくるかという頃でした。
3.1やUNIXのX Windowsと比べると、マックのユーザーインターフェイスやアプリケーション間の連携は次元の違う凄さで、驚きを与えてくれました。
その職場をやめる際には、Windowsは仕事で使うことになるから、プライベートではマックをフォローしたいと思い、最初に買ったパソコンはマックにしました。
その後アップルが凋落し、AT互換機が隆盛していったため、自宅のパソコンもIBMのAptivaや自作パソコンとなり、その後安定性の面からHP性のパソコンを使うようになりました。
そしてスティーブ・ジョブズの訃報を聞いて、ジョブズの哲学が生きているうちにと思い、立て続けにMac Book Air, iPod, Mac miniなどを買ってみた次第です。
アップル製品を使っている理由の一つにセキュリティ面もあります。現時点ではまだアップルのほうが安全なようですし。
現在のパソコンは、うちのようにMac Book Air、私がMac mini。写真編集用にHP製PC。金融用にVAIOとなっています。
VAIOもSONYから売られてしまい、時の流れを感じます。
スティーブ・ジョブズの生い立ちからCEOを辞める、ついにその日が来てしまいました、までが描かれています。
バカと天才は紙一重的な常軌を逸している性格に驚きです。その反面常人では成せないことを次々と成していく姿にも驚きです。
これまでもいわゆる偉人と言われている人は、実は結構言動に問題がある人が多いと思っていましたが、改めてそれを感じました。
残念ながら、完璧な人間なんて人はやはりいなくて、どこかがおかしい代わりにどこかが優れているのかもしれません。
IT的な面から見ると、初期のアップル製品の話からネクスト、ピクサー、iMac, iPod, iTunes, iPadまで詳細に書かれていてとても参考になりました。
iTunesにしてもレコード会社との契約など、スティーブ・ジョブズでなければできなかったのかもしれません。
スティーブ・ジョブズとビル・ゲイツの絡みが思っていた以上に多くあるのにも驚きました。はたから見るほど単純な関係ではなかったんですね。
ピクサーについても、思っていたよりもはるかに多く力を注いでいたんですね。
スティーブ・ジョブズと他の人達の関わりなど人間ドラマとしても静かな感動があります。
まだ4月ですが今年最も面白かった本となりそうです。というか、この二三年で最も面白かった本です。
今年、ニューヨークに行った際にアップルストアの前を通ったのですが、アップルストアに入ってもしかたがないと思って立ち寄らなかったのが大いに悔やまれます。
また、去年シリコンバレーを訪れた際にも、アップル本社に立ち寄らなかったのも悔やまれます。
いずれもスティーブ・ジョブズがこだわりにこだわって作ったものです。それほどのものなら是非見ておくべきでした。
シリコンバレーはいずれまた行く機会もあると思いますが、ニューヨークは当面行く予定がないので、やはりアップルストアが悔やまれます。
アップルに興味のあるIT技術者はもちろん、経営者も読んでみたほうが良いと思った本でした。もちろん、普通の人に真似をできるようなものでもありませんが。
それにしても惜しい人をなくしました。せめてあと10年は生きていて欲しかった……
私自身は熱狂的なアップル信者というわけではありません。むしろ最初にMacを使ってみるまではMacが嫌いでさえありました。
今思い出してみると、最初に仕事で自分専用として使ったパソコンはマックでした。
当時はまだWindows3.1の時代で、ようやく95が出てくるかという頃でした。
3.1やUNIXのX Windowsと比べると、マックのユーザーインターフェイスやアプリケーション間の連携は次元の違う凄さで、驚きを与えてくれました。
その職場をやめる際には、Windowsは仕事で使うことになるから、プライベートではマックをフォローしたいと思い、最初に買ったパソコンはマックにしました。
その後アップルが凋落し、AT互換機が隆盛していったため、自宅のパソコンもIBMのAptivaや自作パソコンとなり、その後安定性の面からHP性のパソコンを使うようになりました。
そしてスティーブ・ジョブズの訃報を聞いて、ジョブズの哲学が生きているうちにと思い、立て続けにMac Book Air, iPod, Mac miniなどを買ってみた次第です。
アップル製品を使っている理由の一つにセキュリティ面もあります。現時点ではまだアップルのほうが安全なようですし。
現在のパソコンは、うちのようにMac Book Air、私がMac mini。写真編集用にHP製PC。金融用にVAIOとなっています。
VAIOもSONYから売られてしまい、時の流れを感じます。
イカロス出版 ビジネスクラス USER'S GUIDE ― 2013/03/30 07:02
しばらく前にうちのが見つけてきたのが、イカロス出版が出している「ビジネスクラス USER'S GUIDE」
最初は図書館から借りてきてくれたのだけれど、見てみると、日本発着航空会社のビジネスクラスが網羅されています。
( ̄□ ̄;!!
過去に乗ったものや、これから乗る予定のものなど、記念や予備調査ににちょうどいいと思いました。
そしたらうちのが買ってくれました。
\(^o^)/
出版されたのは去年、2012年なので新しい情報も載っています。ただ、新しいJALのビジネスクラスはまだ紹介されていません。
夏に乗る予定の、タイ航空の新しいスタッガードタイプのシートも紹介されています。
\(^o^)/
ただ、写真はどうも各航空会社から提供されたものをそのまま流用しているようにも思います。もう少し独自に取材したデータブック的なものに仕上げても良かったと思いますが。
787やA380の特集は保存版の資料としては要らないんじゃないかという気がします。一つの航空会社のシートを調べるのにあちこちのページを見る必要があります。
逆に、ヘリンボーンやスタッガードなど、タイプ別の分類はとても参考になりました。
ムックという形を取っているのでしょうがないのかもしれませんが、もう少し資料的に編集してくれたほうが良かった気がします。
ビジネスクラスの歴史なんかも載せても良かったかもしれません。
まあ、副タイトルがUSER'S GUIDEなので、その視点から見ると、今乗りたい飛行機ということで787, A380が来て、あとはビジネスクラスがどんな感じかを紹介し、各社の詳細というのもわかるのですが。
多少散逸している感じはあるものの、資料としてはとても良くできていると思います。
もう一冊買って、今度一緒に行く親に記念にあげようかと思います。
(^^)
最初は図書館から借りてきてくれたのだけれど、見てみると、日本発着航空会社のビジネスクラスが網羅されています。
( ̄□ ̄;!!
過去に乗ったものや、これから乗る予定のものなど、記念や予備調査ににちょうどいいと思いました。
そしたらうちのが買ってくれました。
\(^o^)/
出版されたのは去年、2012年なので新しい情報も載っています。ただ、新しいJALのビジネスクラスはまだ紹介されていません。
夏に乗る予定の、タイ航空の新しいスタッガードタイプのシートも紹介されています。
\(^o^)/
ただ、写真はどうも各航空会社から提供されたものをそのまま流用しているようにも思います。もう少し独自に取材したデータブック的なものに仕上げても良かったと思いますが。
787やA380の特集は保存版の資料としては要らないんじゃないかという気がします。一つの航空会社のシートを調べるのにあちこちのページを見る必要があります。
逆に、ヘリンボーンやスタッガードなど、タイプ別の分類はとても参考になりました。
ムックという形を取っているのでしょうがないのかもしれませんが、もう少し資料的に編集してくれたほうが良かった気がします。
ビジネスクラスの歴史なんかも載せても良かったかもしれません。
まあ、副タイトルがUSER'S GUIDEなので、その視点から見ると、今乗りたい飛行機ということで787, A380が来て、あとはビジネスクラスがどんな感じかを紹介し、各社の詳細というのもわかるのですが。
多少散逸している感じはあるものの、資料としてはとても良くできていると思います。
もう一冊買って、今度一緒に行く親に記念にあげようかと思います。
(^^)
新田次郎 怒る富士 ― 2012/07/09 05:42
新田次郎といえば、気象庁に務めていて、その豊富な気象知識を生かして実に読み応えのある山岳小説を多々書いた小説家です。
文庫になっているものは、殆ど読んでいるはずです。
今回の怒る富士は、以前書店で見かけて購入し、ずっとそのままになっていたものです。
タイトルからして、また山岳小説なんだろうと思っていましたが、読んでみると随分と異なるものでした。
富士山の脇っ腹にある宝永山噴火にまつわる、降砂被害と農民の苦しみ、その復旧をめぐる幕府の政争を描いたものでした。
知らなかったことが続々で、去年311の震災が起こったこともあり、現代のことかと思いながら読める点もある実に良い(?)小説でした。
過去に二回富士山に登っているので、降り積もった砂の雰囲気もよくわかります。
伊那半左衛門が泣かせる。宝永山に登る際には、伊那神社にも行ってみたいと思いました。
宝永山の噴火は、311に匹敵する巨大地震、宝永地震に触発されて起こったとする説もあります。
読みながら、昔のこととは思えない面がありました。政治家の体たらくにしても。
今は重機があるから昔に比べればはるかにマシだとは思うものの、噴火したら被害は甚大でしょう。
そういえば、小説の中で、浅間山が噴火した際にも江戸に降灰があったとありました。
先日、浅間山に登ったばかりのため、あんなところから砂が飛んでくるとはと思うとどれだけの噴火だったんだと思います。
浅間山の鬼押し出しにある資料館を見た際には、付近のかなりの村が被害にあったとか書いてありました。
いつ災害が来るかわからないので、それに備えた対策が必要ですね。
文庫になっているものは、殆ど読んでいるはずです。
今回の怒る富士は、以前書店で見かけて購入し、ずっとそのままになっていたものです。
タイトルからして、また山岳小説なんだろうと思っていましたが、読んでみると随分と異なるものでした。
富士山の脇っ腹にある宝永山噴火にまつわる、降砂被害と農民の苦しみ、その復旧をめぐる幕府の政争を描いたものでした。
知らなかったことが続々で、去年311の震災が起こったこともあり、現代のことかと思いながら読める点もある実に良い(?)小説でした。
過去に二回富士山に登っているので、降り積もった砂の雰囲気もよくわかります。
伊那半左衛門が泣かせる。宝永山に登る際には、伊那神社にも行ってみたいと思いました。
宝永山の噴火は、311に匹敵する巨大地震、宝永地震に触発されて起こったとする説もあります。
読みながら、昔のこととは思えない面がありました。政治家の体たらくにしても。
今は重機があるから昔に比べればはるかにマシだとは思うものの、噴火したら被害は甚大でしょう。
そういえば、小説の中で、浅間山が噴火した際にも江戸に降灰があったとありました。
先日、浅間山に登ったばかりのため、あんなところから砂が飛んでくるとはと思うとどれだけの噴火だったんだと思います。
浅間山の鬼押し出しにある資料館を見た際には、付近のかなりの村が被害にあったとか書いてありました。
いつ災害が来るかわからないので、それに備えた対策が必要ですね。
立石泰則 さよなら!僕らのソニー ― 2012/06/06 06:56
うちのが図書館から借りてきたのでついでに読んでみました。
これを読むとやはりソニーの真の意味の復活はもうありえないのだなと思います。製造業が開発を骨抜きにされたらどうしてみようもないと思います。文字通りさよならソニーなんだと思います。
この本を読む限りは、大賀が後継者選びを誤り、出井が成果を出せずに、さらにストリンガーを選ぶという最悪の選択をし、そしてストリンガーがソニーを再生不可能な状態にまで持っていった、という風に読めます。
最悪の戦犯はやはり出井で、意地を捨て後継者を久夛良木にしていれば、まだ望みはあったんじゃないかと思います。
さよならソニーのような裏話を知らない当時、どうして久夛良木が社長にならない、というかなれなかったのか不思議でした。
PlayStation開発秘話みたいなものを読んでいたせいもあって、久夛良木さんに対する期待は大きいものがありました。
ちなみに、ちょっと前に週刊ダイアモンドが、やはりさよならソニー的な特集を組んでいて、ストリンガーをこてんぱんに叩いていました。
本当かどうかわかりませんが、この特集がストリンガー退陣のとどめを刺したということです。
この特集を読んでもひどいものがありましたが、やはりさよなら僕らのソニーを読むと、もう復活はないんだなぁ、と思ってしまいます。
ソニーの技術者が流れているフォックスコンが既にソニーを超えてしまっているというのもまたショックです。
フォックスコンはアップル製品も作っています。本来はソニーがそれをやっても良かったわけですが……
私自身はやはりソニー製品に強いあこがれがあり、この著者同様ソニー製品に強い思い入れがありました。
私が惹かれたのはやはりトリニトロン管でした。
最初に自分で買ったテレビは値段の関係でシャープ製でしたが、その金魚鉢のような丸いブラウン管に嫌気が差していました。
そこで、ある程度お金ができたところでユトリニトロンに買い替え、ようやく念願のソニー製品を購入できたわけです。ただ、画質は大して良いとは思いませんでした。
ユトリニトロンのような廉価製品ではダメだと思い、次の機会に買ったのはキララバッソでした。これは名前の通りキラキラ輝くような驚きの高画質で、ずっと満足して使っていました。
更にその後、完全平面ブラウン管のVEGAを購入しました。ハイビジョンということもあり高精細で、これも満足して使っていました。さよなら僕らのソニーを読むと、これがソニーの最後の華だったとも言えます。
そして現在は、テレビはパナソニックのプラズマ、ビエラになってしまっています……
ちなみにレコーダーもパナソニックで揃えてみたのですが、あまりに使い勝手が悪く、結局途中でソニーに買い換えてしまいました。レコーダーの操作性では圧倒的にソニーが優れていると思います。
結局、家にあるソニー製品は、レコーダーとプレステ3、そして、うちのが使っているウォークマンくらいです。
そのウォークマンもいずれiPhoneかなにかに置き換わることでしょう。
素晴らしかった日本のメーカーがくいものにされてしまったのは残念で仕方がありません。
スティーブ・ジョブズもいなくなったあと、もうこれから電気製品で輝くものは出てこないのかもしれません。
とても残念です。
一時代が終わった感があります。
P.S.
この本を読んで、リーダーシップの大切さと、恐ろしさも痛感しました。やはりリーダーはとても大切なんだと思います。
間違った後継者を選んだことにより会社が傾いていしまうわけです。
これを読むとやはりソニーの真の意味の復活はもうありえないのだなと思います。製造業が開発を骨抜きにされたらどうしてみようもないと思います。文字通りさよならソニーなんだと思います。
この本を読む限りは、大賀が後継者選びを誤り、出井が成果を出せずに、さらにストリンガーを選ぶという最悪の選択をし、そしてストリンガーがソニーを再生不可能な状態にまで持っていった、という風に読めます。
最悪の戦犯はやはり出井で、意地を捨て後継者を久夛良木にしていれば、まだ望みはあったんじゃないかと思います。
さよならソニーのような裏話を知らない当時、どうして久夛良木が社長にならない、というかなれなかったのか不思議でした。
PlayStation開発秘話みたいなものを読んでいたせいもあって、久夛良木さんに対する期待は大きいものがありました。
ちなみに、ちょっと前に週刊ダイアモンドが、やはりさよならソニー的な特集を組んでいて、ストリンガーをこてんぱんに叩いていました。
本当かどうかわかりませんが、この特集がストリンガー退陣のとどめを刺したということです。
この特集を読んでもひどいものがありましたが、やはりさよなら僕らのソニーを読むと、もう復活はないんだなぁ、と思ってしまいます。
ソニーの技術者が流れているフォックスコンが既にソニーを超えてしまっているというのもまたショックです。
フォックスコンはアップル製品も作っています。本来はソニーがそれをやっても良かったわけですが……
私自身はやはりソニー製品に強いあこがれがあり、この著者同様ソニー製品に強い思い入れがありました。
私が惹かれたのはやはりトリニトロン管でした。
最初に自分で買ったテレビは値段の関係でシャープ製でしたが、その金魚鉢のような丸いブラウン管に嫌気が差していました。
そこで、ある程度お金ができたところでユトリニトロンに買い替え、ようやく念願のソニー製品を購入できたわけです。ただ、画質は大して良いとは思いませんでした。
ユトリニトロンのような廉価製品ではダメだと思い、次の機会に買ったのはキララバッソでした。これは名前の通りキラキラ輝くような驚きの高画質で、ずっと満足して使っていました。
更にその後、完全平面ブラウン管のVEGAを購入しました。ハイビジョンということもあり高精細で、これも満足して使っていました。さよなら僕らのソニーを読むと、これがソニーの最後の華だったとも言えます。
そして現在は、テレビはパナソニックのプラズマ、ビエラになってしまっています……
ちなみにレコーダーもパナソニックで揃えてみたのですが、あまりに使い勝手が悪く、結局途中でソニーに買い換えてしまいました。レコーダーの操作性では圧倒的にソニーが優れていると思います。
結局、家にあるソニー製品は、レコーダーとプレステ3、そして、うちのが使っているウォークマンくらいです。
そのウォークマンもいずれiPhoneかなにかに置き換わることでしょう。
素晴らしかった日本のメーカーがくいものにされてしまったのは残念で仕方がありません。
スティーブ・ジョブズもいなくなったあと、もうこれから電気製品で輝くものは出てこないのかもしれません。
とても残念です。
一時代が終わった感があります。
P.S.
この本を読んで、リーダーシップの大切さと、恐ろしさも痛感しました。やはりリーダーはとても大切なんだと思います。
間違った後継者を選んだことにより会社が傾いていしまうわけです。
羽根田治 ドキュメント 生還 山岳遭難からの救出 ― 2012/04/22 12:32
うちのが図書館から借りてきた本です。
単行本だったものが最近ヤマケイ文庫になったもののようです。
遭難から生還した八つのケースが掲載されています。資料としては当然役に立つし、ドラマとしても面白いと思います。
これを読むとやはり以前から言われている、道に迷ったら必ずわかるところまで戻るというのが、いかに大事かわかります。
道に迷った際に、涸れ沢を下ると、いつしか水が出てきて、流量が増え、そして滝に行き当たり、その頃には急な斜面を下ってきているし、体力も低下しているしで進退窮まる、というのが一つのパターンのようです。
降りてきたなら上れるだろうと思いますが、本を読むと、パニック状態になり必死になって下っているので、下ることはできてしまうようです。
先日私たちが道を見失った(というか道が無くなっていた)際にも、私自身はかなり焦りました。元来た道は確実にあって戻ることが可能でも焦りました。完全に迷っていればパニックにもなるでしょう。
やはりビバークできる装備を備えておくというのも重要なことだと思いました。
マッチ、ツェルトは必須だと思います。
雨露や風を防ぐにはツェルトが必要だし、暖をとるのにはマッチがあった方が良さそうです。たき付けとして新聞もあった方がいいかもしれません。
コッフェルかシエラカップがあれば、お湯を沸かした消毒することもできそうです。
そして水と食料。
これを読むと一週間程度は耐える必要がありそうです。そのため一週間分の非常食は持っておいた方が良さそうです。といってもフルに食事を持つのは重量的に難しいので、一日一食分とかでしょうか。
水がないととても困るので、沸かして飲めるようにした方が良さそうです。ただ、私は軽量化のためバーナーは持ちたくないので、代わりに、浄水器でも持とうかと思います。スーパーデリオスは、何年か前に箱買いしてあるし。
後は、やはりGPSマップを買おうかと思いました。
落石などアクシデントはやむを得ないとしても、道迷いはさすがに恥ずかしい気がします。
ガーミンなどのGPSマップがあれば、現在地の確認はできそうです。
いずれにしろ、山を歩く人には必読ではないかと思いました。
単行本だったものが最近ヤマケイ文庫になったもののようです。
遭難から生還した八つのケースが掲載されています。資料としては当然役に立つし、ドラマとしても面白いと思います。
これを読むとやはり以前から言われている、道に迷ったら必ずわかるところまで戻るというのが、いかに大事かわかります。
道に迷った際に、涸れ沢を下ると、いつしか水が出てきて、流量が増え、そして滝に行き当たり、その頃には急な斜面を下ってきているし、体力も低下しているしで進退窮まる、というのが一つのパターンのようです。
降りてきたなら上れるだろうと思いますが、本を読むと、パニック状態になり必死になって下っているので、下ることはできてしまうようです。
先日私たちが道を見失った(というか道が無くなっていた)際にも、私自身はかなり焦りました。元来た道は確実にあって戻ることが可能でも焦りました。完全に迷っていればパニックにもなるでしょう。
やはりビバークできる装備を備えておくというのも重要なことだと思いました。
マッチ、ツェルトは必須だと思います。
雨露や風を防ぐにはツェルトが必要だし、暖をとるのにはマッチがあった方が良さそうです。たき付けとして新聞もあった方がいいかもしれません。
コッフェルかシエラカップがあれば、お湯を沸かした消毒することもできそうです。
そして水と食料。
これを読むと一週間程度は耐える必要がありそうです。そのため一週間分の非常食は持っておいた方が良さそうです。といってもフルに食事を持つのは重量的に難しいので、一日一食分とかでしょうか。
水がないととても困るので、沸かして飲めるようにした方が良さそうです。ただ、私は軽量化のためバーナーは持ちたくないので、代わりに、浄水器でも持とうかと思います。スーパーデリオスは、何年か前に箱買いしてあるし。
後は、やはりGPSマップを買おうかと思いました。
落石などアクシデントはやむを得ないとしても、道迷いはさすがに恥ずかしい気がします。
ガーミンなどのGPSマップがあれば、現在地の確認はできそうです。
いずれにしろ、山を歩く人には必読ではないかと思いました。
ラインホルトメスナー 裸の山 ナンガ・パルバート ― 2012/03/08 07:46
というわけで、うちのが図書館から借りてきた、ラインホルトメスナーの裸の山ナンガ・パルバートを読了しました。
ラインホルトメスナーといえば超人として知られた登山家です。
ただ、詳細については恥ずかしながら知らないままでした。というか知らないままです。
( ̄^ ̄)
今回の著作は、弟を失い、地震も凍傷で指を失ったヒマラヤの8千メートル峰、裸の山、現地語でナンガパルバートに登る話です。
途中に出てくる、たしかアルプスの描写で、岩場で行き詰まり、降りることもできなくなり、ようやく数ミリのホールドを探しだし、クリアできるという話を読み、狂気の沙汰かと思いました。
そのホールドが見つからなければ、アウトだったって事。
( ̄□ ̄;!
登山から遭難に至るまでの話を読むと、なんか単にギュンターの体力不足、もしくは無理と、装備不足が遭難の原因という気がするけれど、最後まで読み進めると思いもよらぬ話が明かされていくことになります。
訳者のあとがきも参考になります。
新田次郎の山の小説はほとんど読んだけれど、登山家自身による著作はずいぶんと趣が違うものだなぁ、と感じました。
独特の文体ではじめは少々読みにくいところがあるものの、読み進めると気にならなくなってきます。
ナンガパルバートの一件をご存じなければ、話としても面白いと思います。
ラインホルトメスナーといえば超人として知られた登山家です。
ただ、詳細については恥ずかしながら知らないままでした。というか知らないままです。
( ̄^ ̄)
今回の著作は、弟を失い、地震も凍傷で指を失ったヒマラヤの8千メートル峰、裸の山、現地語でナンガパルバートに登る話です。
途中に出てくる、たしかアルプスの描写で、岩場で行き詰まり、降りることもできなくなり、ようやく数ミリのホールドを探しだし、クリアできるという話を読み、狂気の沙汰かと思いました。
そのホールドが見つからなければ、アウトだったって事。
( ̄□ ̄;!
登山から遭難に至るまでの話を読むと、なんか単にギュンターの体力不足、もしくは無理と、装備不足が遭難の原因という気がするけれど、最後まで読み進めると思いもよらぬ話が明かされていくことになります。
訳者のあとがきも参考になります。
新田次郎の山の小説はほとんど読んだけれど、登山家自身による著作はずいぶんと趣が違うものだなぁ、と感じました。
独特の文体ではじめは少々読みにくいところがあるものの、読み進めると気にならなくなってきます。
ナンガパルバートの一件をご存じなければ、話としても面白いと思います。
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