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タープの特徴2010/05/08 15:37

 キャンプをしているとタープがほしくなってきます。

 タープといえば、レクタングルタープ、ヘキサタープ、スクリーンタープの三種類があります。

 当初は、立てやすく価格も比較的安いヘキサタープにしてみました。

 しかし、何回か使ってお蔵入りとなりました。

 問題点としては、次の二つ。

 ・寒い
 ・設営に場所が必要。

 両方とも切実な問題です。

 夏場のキャンプしかしない方にとっては寒さは関係ないかもしれません。でも、私たちは逆に夏は基本的にやらないし、やっても高原に向かうので、寒さ対策が重要です。

 雑誌などには、風が吹いてくれば、タープの端を地面に直接ペグダウンする、などとかいてあります。

 しかし、実際やってみてもほとんど効果はありませんでした。寒いことには変わりありませんでした。

 また、風の吹く向きというのは必ずしも一定しているわけではなく、結構変わってくることが多いような気がします。そうなると、ペグダウンできないほうからも吹き込んできます。

 タープを風の向きにあわせて立て直す、なんてことはとてもじゃないですがやっていられません。タープの下には既にテーブルやら何やらがありますから。

 設営場所も問題です。某アウトドアショップの店員に薦められて買ったスノーピークのヘキサLは、通常の区画サイトでは狭くてまともに張り綱を張れません。

 店員によれば、Mだと屋根の傾斜がきついので、Lのほうがよいということでした。普通のサイトで張れますかという質問には張れます、ということでした。あのぉ、張れないんですけど…

 三ヶ所くらいの区画サイトで使いましたが、立てるだけでも苦労する有様で、張り綱はどうしても立ち気味です。

 あだたらのトレーラーサイトや、オフシーズンで事実上フリーサイト化していたところなどは問題ありませんでしたが。

 出入り口や、テントを立てるスペースもタープに制限されます。まずタープを立てて、その後であいたところにテントを建てる、ということになります。

 もっとも、レイアウトがタープに左右されるのは、スクリーンタープでも同じかもしれません。逆に、ヘキサの場合タープの下にテントを張るという手もあります。

 後は、虫の問題です。ヘキサタープだと虫が容赦なく襲来します。羽アリに蛾にカトンボ、ハエ、アブ、などなど。

 キャンプ場によっては、夜間の猫などの襲来も防げません。

 意外に猫がやってくることは多いです。千葉や岐阜、青森のキャンプ場で猫、もしくは猫風の動物に遭遇しました。道具の上が足跡だらけだったり、お隣のサイトが塩袋を持っていかれたり。

 猫以外にもカラスが襲来するキャンプ場もあるようです。注意書きを見かけます。

 後は、長野の牧場キャンプ場では、ウマが襲来するとかいう噂です。
 ( ̄□ ̄;!

 そんなわけで、結局、スノーピーク社のスクリーンタープ、リビングシェルを買うことになりました。



 ただ、ヘキサタープにもよいところはあります。

 ・風通しがよい。
 ・撤収設営が楽。
 ・比較的安い。
 ・比較的コンパクト。

 良くも悪くも風通しがよいため、夏は涼しいんじゃないかと思います。

 一枚布で分量もスクリーンタープに比べれば少ないため、ぬれたときも処理が楽だと思います。

 後はつぶれたときの被害も比較的少ないかもしれません。スクリーンタープだと基本的に骨が折れたり曲がったりすることになるため、その後の修理が面倒です。

 ヘキサタープの場合は、ポールが倒れる程度で済むかもしれません。仮に折れてもポールだけ買ってくればすむと思います。



 スクリーンタープの問題点としては、次のとおりです。

 ・とにかく物量が多い。
 ・比較的風に弱い。

 ヘキサタープの場合には8本ペグを打てば完了です。リビングシェルの場合には、本体12本、張り綱8本の20本打つ必要があります。さらにマッドガードも打つとなると、かなりの本数が必要です。

 ただし、コールマンなどの場合にはもっと少なくてすむと思います。

 リビングシェルの場合には、テープもぐちゃぐちゃしがちで、設営時に風がある場合には、パネルのジッパーを空ける手間などもあります。

 生地やテープが多いため、ぬれた場合には、家(風呂場など)で乾かすのも一苦労です。

 良くも悪くも、基本的に風が抜けにくい構造なので、横風の影響を強く受けます。



 スクリーンタープのよい点は次のとおり。

 ・暖かい。
 ・猫や虫の襲来に強い。
 ・ヘキサに比べると狭いスペースで設置可能。

 他には、私たちはあまり気にしませんが、パネルを閉じれば、回りから見えないのでプライバシーが保てます。そのため、立って楽に着替えることも可能です。

 後は、パネルを閉じられるので雨の吹き込みの心配がないかもしれません。もっとも大型ヘキサで雨が吹き込むほどの風だと、スクリーンタープは心配になってくるかもしれません。

 そういえば、どこかで、霧雨というか、霧が出たことがありました。霧といってもビショビショに濡れます。ああいう場合はヘキサだと厳しいかもしれません。

 まあ、使ってみて初めて分かるわけですが、今、初めてタープを買うなら、スクリーンタープだけにすると思います。



 ヘキサタープの場合、ヘキサの下にテントを張るという手が使えると思います。

 タープの下なら雨が降ってもテントは濡れずに済みます。ご飯を食べてぬれずにテントに潜り込めます。
 \(^o^)/

 スクリーンタープの下にテントを張ったこともあります。そのときは風でタープがつぶれて、その下にあるテントまで押しつぶされ、テントのポールも曲げてしまいました。
 (T_T)

 スクリーンタープの下にテントを張る場合、張り綱はスペース的に張れないんじゃないかと思います。

 そうすると、仮にスクリーンタープが吹き飛ばされたときは、テントも脅威にさらされることになるため、できるだけこれは避けたいところです。

 なので、一回つぶれてからは、テントをスクリーンタープの下に立てたことはありません。

 ヘキサやレクタの下なら、タープがつぶれても影響は少ないような気がします。



 と、書いてみて、よく考えると、ヘキサの大きさについての問題は、スノーピークのヘキサLが問題なのであって、もっと小型のものならよいのかもしれません。



2011/05/02
 昨日は、松本のキャンプ場に行ってきました。標高は千メートルくらいです。

 イワシなどを七輪で焼くため、いったんスクリーンタープの外にテーブルを出して食べていました。が、結構風があるので寒い…。しばらく、外にいたのですが、やはり寒くて、そそくさとスクリーンタープの中に引き返してしまいました。

 スクリーンタープの中に戻ると、暖かく快適で、やはりスクリーンタープのあるなしで大分違ってきます。



 ただ、やはり撤収は容易ではありません。今回は強風と雨の中の撤収で、撤収中に吹き飛ばされないかヒヤヒヤしました。

 ヘキサの場合、ポールを倒せば即座に概ね安全になりますが、スクリーンタープの場合、というか、もしかしたら、リビングシェルの場合、一時的に張り綱が少なくなり、ポールも少なくなり、かなり不安定な状態に陥ります。このときに、一撃を受けるとたまらんものがあります。

 実際、お隣は撤収中に一撃を受けて、「何それ、ポール曲がった!?」なんて声が聞こえてきました…

 濡れたスクリーンタープはずしりと重いし、家に帰ってから乾かすのも簡単ではないし、デメリットもやはりあります。

 そもそも、ヘキサに比べてかさ張るという問題もあります。

 とはいえ、寒い時期を快適に過ごすには、やはり欠かせないとも思います。後は、虫入りご飯を食べないためにも。

スクリーンタープ スノーピーク リビングシェル その22010/05/08 16:55

 新潟出身で、最初に知らずに買ったシュラフがスノーピークだったということもあり、比較的スノーピーク製品を買っています。

 というわけで、タープもリビングシェルです。

 ただ…、次に買うのはコールマンかもしれません。

 スノーピーク製品の問題として、次の点があります。

 ・高い
 ・重い
 ・ゴツイ

 それほど他と比べているわけでもありませんが、絶対的に高いような気がします。テントやタープだと数万円後半だったりします。

 とにかくカサがあって重い気がします。ペグは仕方ないにしても、焚き火台の炭床などはどうしてこれほど厚く重い必要があるのかと思うものです。まあ、風が吹いてもひっくり返りにくいかもしれませんが。

 重いだけあって、ゴツクなりがちです。上記の炭床はゴツクてもてあまし気味です。タープも重くて取り扱いが楽とはいえません。

 なので、椅子は小川キャンパル、机はコールマン、などと結構他のメーカーも多いです。

 で、リビングシェル。

 風に強そうで、ネットでもよさそうなことがかいてあるのでこれにしてみたのですが、次のような問題があります。

 ・実は風に弱いのでは。
 ・有効天井面積が狭い。
 ・ペグがやたら必要。

 風に強いと思って買ったリビングシェルですが、吹き上げ高原でいきなり洗礼を浴びてしまいました。

 寝る前は、風も穏やかでした。ところが、夜中に猛烈な風の音で眼が覚めました。

 タープ内に張ったテントから顔を出してみると、出入り口側から受けた風が反対側にはらんで、まるで帆掛け舟の帆のようにパンパンになっています。風が吹くたびにタープ全体が持ち上がりそうになっています。

 リビングシェルの出入り口側の壁は、パネルがメッシュの内側にあります。そして、パネルはすべての辺がファスナで閉じられているわけではなく、開放状態の辺もあります。

 そんなわけで、パネルは一種の弁のような状態になり、外からの風はパネルが開いて入ってくるけれど、外に行くときはパネルがメッシュに張り付き抜けにくくなります。

 そのため、上記のような帆掛け舟状態になり、行き場のない圧力はタープを天井方向に持ち上げようとしたのではないかと思います。

 実際、朝起きてみたら、入り口をとめていたソリッドステーク30センチが1本引きぬけていました。どうやったらあんなことになるのか今考えても不思議です。

 今回のゴールデンウィークには青森モヤヒルズに行き、そこでも風に悩まされました。

 チェックインの時点で、風が強く、ポールを折られて二三組が撤収したという話を聞き、とりあえず場内を探索することに。そうすると、すでに大型前室付の大型テントが二棟つぶれています…

 いろいろ検討した結果、他にいくあてもないし、最悪タープを張らなければいいだろうということで、少しでもましと思える管理棟脇に設営決定。

 張り綱で抑えながらタープを設営したものの、やはり風が強く、かなりあおられ、パネルを閉じる気にはなれず、結局最終日まで開放しっぱなしでした。

 お隣のコールマンサイトは、張り綱増設で、がっちり固定してあり、風が吹いてもびくともせず、驚異的でした。

 リビングシェルの場合、張り綱を増設する部分も限られるような気がします。トップに結べば、風が吹いたときリッジポールが抜ける恐れがあります。それ以外のところも、これといって増設できるポイントはなさそうです。一本の張り綱を二本にするくらいはできますが。

 後は設営途中の弱さもあります。設営している途中は、Aフレームと天井の直線ポールだけで立つ形になり、風に対してはかなり弱い状態です。

 完全な引っ掛け式ではないため、ポールだけ立てて後から固定、ということもできません。

 富山のキャンプ場では、設営途中に風であおられ倒してしまいました。おそらくそのときポールを少々曲げたものと思います。

 コールマンの場合、ポールが天井で交差していて、通常のドームテントに近い部分があるため、もう少し丈夫な気がします。ただ、早いうちに天井が広く大きくなるので、風に吹かれて扱いにくい部分はあるかもしれません。

 リビングシェルは山のような形で、いかにも風に強そうな外見から、風に強いとネットで書かれているような気がします。購入してからは風に強いとは思えなくなっています。むしろ心配のほうが大きいです。

 まあ、その後の強風ではそれまでの経験を生かして、今のところ何とかなってはいますが。



 強風時にパネルを開放したときに問題になるのが、最初にあげた有効天井面積の狭さ。リビングシェルの写真を見ていただければお分かりいただけるとおり、山のように上に向かってすぼまっています。

 屋根の部分はかなり狭く、パネルをあけた状態で雨が降ってくると、かなり居住スペースは狭くなります。

 今回、パネルは強風で開放だったため、寝る前にはタープ内の濡れてはいけないものはすべて片付ける必要がありました。

 昼間は基本的にサイトにいないので気になったことがなくわかりませんが、もしかしたら、日射も気になるのかもしれません。


 そしてペグ、他でも書いたことがあるように、本体のポール端を止めるところが8本、張り出した傾斜部分を止めるものが4本、張り綱用が8本で、最低20本必要です。

 そのままだと、張り出し部分のメッシュがたるんだり、マッドガード部分がばたついたりするので、さらにペグを打っていきます…

 付属のジュラペグではどうにも心配なので、主要なペグはすべてソリッドステーク。正直なところ、ペグを打つのと抜くのが億劫になってきます。


 もう慣れたからよいのですが、組み立てが面倒です。

 ポールは3種類で5本あります。Aフレームは裏表があり、たいてい間違えます。ポールの接地部分が8箇所あり、しかも交差しているので、どれをどこに挿していいかわからなくなりがちです。Cフレームはかなり長いため、狭い場所では取り回しが厄介です。

 張り綱も二種類あります。

 設営撤収時には、本体床面を仮固定するテープの処理も必要です。

 そんなわけで、まず、なんとなく、では立たないと思います。最初は説明書が必須です。


 リビングシェルの場合、全面メッシュにもできません。パネルも数が多く開け閉めが面倒です。まあ、細かく調整できるという言い方もできますし、実際、日差しや換気のために部分部分で開け閉めしている場合もありますが。

 今回コールマンのタープに触る機会がありました。コールマンのパネルは、薄くてぺらぺらでびっくりしました。でもこの方が、軽いし収納時もコンパクトになるだろうし、かえってよいのでは、これで十分なのでは? と思いました。

 そんなわけで、リビングシェル、微妙なタープです。


 コールマンは世界で大量に売っていて、技術的なフィードバックも多いような気がします。そのため、結局優れた製品なのかもしれません。

 モデルがいくつかあるようで、それによって異なるのかもしれません。次回はコールマンも検討したいところです。



2010/10/17

 コールマンはワールドワイドで売っているから、ということを書いたのですが、今アメリカのコールマンサイトを見てみたところ、日本とは全然ラインナップが違うようで驚きました。

Canopies & Screen Houses:
http://www.coleman.com/coleman/ColemanCom/subcategory.asp?CategoryID=11050

TENTS:
http://www.coleman.com/coleman/ColemanCom/category_main.asp?CategoryID=11000

 いわゆるスクリーンタープらしいものが見当たりません。テントも日本で見慣れているものとだいぶ違うようです。

 普段見慣れているものは日本オリジナルなのでしょうか。

リビングシェルの設営2010/05/09 11:15

 リビングシェルも何回か設営してみたので、設営のポイントでも残してみたいと思います。

 ・風があるときはパネルをあけておく
 ・風があるときは張り綱を打っておく
 ・張り綱はめいっぱい張る

 いずれも、よく見るとリビングシェルのポイントというわけでもないですね。
 (^_^;)



 設営中が最も風に弱い状態です。風の力は予想以上に強く、幕が風をはらむと人の力ではまったく対抗できなくなる場合があります。

 そのため、立てている最中はできるだけ風の抵抗を少なくすることが必要です。というわけで、立てる前にファスナーはできるだけ開けておいたほうがよいでしょう。少なくとも、跳ね上げ部分は絶対に開けておきます。

 跳ね上げ部分を開けておくと、風が吹いてきても、跳ね上げ部分はそのまま反対側に流れてくれるため、何とか支えられる場合もあります。もっとも風の程度によるので、立っていられないほどの風では無理だと思います。

 リビングシェルの場合、Aフレームを立ち上げたときが最も風に弱い気がします。Aフレームを立ち上げたときは、Aフレームの足だけで立つことになりひょろひょろです。Aフレームを立ち上げる際には、最低でも跳ね上げパネルは開けておきます。



 風が強い場合には、さらに張り綱も必要です。最低限飛んでいかないように固定しておく必要があります。

 どこに打てばいいかはわからないのでとりあえず近めに適当にうち、ロープの自在で短く調整して設営途中に飛んでいかないようにします。

 ある程度形になったところで、風を見計らって、張り綱を緩め、移動したりもします。

 ただ、猛烈な風の場合、張り綱を緩めたとたんに倒壊しかねないので、あまりひどい場合には、張ること自体をあきらめたほうがよいと思います。



 説明書を読んでも張り綱についての説明はほとんどありません。試行錯誤の末下記のようになりました。

 まず、張り綱は隣のサイトにはみ出さない程度にできる限り遠くまで長く張ります。近くに張ると、綱が立ってしまい、横風に対してタープを支えることができません。

 短い張り綱は、本体の横揺れを防ぐため、本体から垂直に出しています。出入り口に対しての斜めからの風は、長い張り綱にがんばってもらいます。

 以前は、短い張り綱も、対角の張り綱と引き合うように張っていました。しかし、極端な話、張り綱をどんどん開いていくと壁と同じになり、意味を成さなくなります。出入り口の壁をしっかり支えるには、壁から垂直に出したほうがよいのではないかと思っています。

 長い張り綱は、対角の張り綱と引き合うように張ります。

 張り綱が解けると、倒壊するので、張り綱には手持ちのペグの中で、もっとも強力なものを使ったほうがよいような気がします。

 張り綱はぴんと張ります。緩いと風が吹いたときに幕体がたわんでしまい、勢いづいてペグに負担がかかり緩むような気がします。

 もっとも、あんまり強く張ると、それはそれで幕体などに負担がかかると思います。私ははじいてビンビンになる程度には張っています。




 長い綱用のペグは40センチのソリッドステークがよいと思います。その他の主要ペグも30センチくらいのほうが安心できます。

 地面によってはペグが効きにくい場合もあります。実際30センチのペグが緩んでいたこともあるので、やはり30センチや40センチくらいはほしいところです。

 張り綱のペグさえしっかりしていれば、本体のペグは多少弱くてもよいのかもしれません。

 ここまで張って飛ばされたら、もうし方がないとあきらめるしかないと思います。



 ペグはできるだけ地面に垂直に打っています。最初のころは、よくある、綱に対して垂直に打つ方法で打っていました。でも実際にそうやって打っていると、かえって抜けやすいような気がしていました。ネットで検索したところ、やはり地面に垂直のほうがよいという意見がありました。

 極端な話、地面に対して10度くらいで打つと、あっさり抜けるはずです。結局、地面とペグの間の土の厚さが抜けにくさになるのではないかと思います。

 張り綱を短くすると、ペグを上から引き抜く形で力がかかるのでまずいかもしれません。しかし、張り綱を長く張れば、ペグとの間に十分な角度が取れるのではないかと思います。


 リビングシェルの内側に打つペグは、仮固定用のビルディングテープがたるまない程度に、内側に引き気味に打ちます。そうしないとテープをはずしたときに、リビングシェルの壁が外に膨らむことになってしまいます。引きすぎるといびつになるので丁度いい加減にする必要があります。

 リビングシェルの内側に打つペグは、壁面の角度にあわせて打ちます。垂直に打つと打ちにくいし、抜きにくくなります。


 ペグを打つループがゴムの場合には割と強めに引っ張りながら打ちます。あまり強めに引っ張るとゴムや幕体が傷みそうなのでほどほどにしています。



 撤収するときも必要に応じてファスナーを開けます。


 収納するときは、ポールと幕体は別々にしています。以前は、幕体でポールをくるんでいました。入れにくいのと、かさばるのと、重いので、現在はポールはポール入れのまま車に積んだりしています。


 当たり前ですが、幕体はよく乾かしてからしまいます。とりあえず風呂場で水気を切ります。風呂には物干し用のポールがかかっているので重宝しています。換気扇も回っています。案外、伸ばさずぐしゃぐしゃのままでも乾きます。

 水がたれなくなったら、部屋につるして乾かします。

 風呂場で干せない場合には、ブルーシートを下に敷いて干すというのも一つかもしれません。やったことはありませんが。



 キャンプ場で完璧に乾かせたときにはとても幸せな気分になります。

 そういう意味では、撤収前夜に雨が降らない場合には、パネルを開けてメッシュだけにしておくのも一つかもしれません。

 シェル内の荷物にはグランドシートやブルーシートをかけておくのも一つです。以前、伊豆で強風に遭遇したときには、いつでもパネルをオープンできるように、寝る前に荷物にブルーシートをかけてペグを打っておきました。

 結露してしまった場合には、跳ね上げ用のポールを両方の跳ね上げパネルに一本ずつ使って持ち上げ風通しを良くします。

 片方だけ乾いた場合には、風がなければ、本体をまわして反対側を日に当てて乾かすのも一つです。

 そもそも、設営する場合には、東側が開けた、最も朝日の当たるサイトを選びます。

 午後からゆっくり帰る方にはどうでもいいことかもしれません。しかし、渋滞を回避したい私たちはできるだけ早く乾かして出発したいと思っています。


 以上は現時点での私の張り方、しまい方で、間違っているかもしれません。二年後くらいには別のことを言っているかもしれません。ご参考程度にどうぞ。


 あと、最後に一つ。張り綱は絶対にすべてしっかりと張ったほうがよいです。

 カタログなどでは、見栄えのためか張り綱をしていないものを見かけます。あれは教育上非常に良くないと思います。

 張り綱は絶対に張りましょうくらい書いておいたほうが良いと思います。カタログのサイズスペックにも張り綱を張る範囲まで書いたほうが良いくらいです。

 以前訪れた吹上高原では、寝るときまで穏やかな天気でした。しかし、夜中に突如暴風となりました。雨の中対応するのは悲惨ですし、それ以前に飛ばされたり潰れたりしたらたまりません。

 突然風が吹き始めることもあるので、昼間出かける場合でも、強風が吹いてもよいようにしておいたほうが無難だと思います。

 今回訪れた青森のキャンプ場でも、倒壊しているタープやテントが複数ありました。おそらく夜になって帰ってきてから惨状に気づいた方もいらっしゃると思います。

 日ごろから張っておけばいい練習にもなりますから、張り綱はしっかりはったほうが良いでしょう。

 まあ、張ってもだめなときはだめだと思いますが、それは天命だと思うしかないでしょう。



2010/10/16
 短い張り綱についても、対角線上の張り綱と引き合うように張った方がよいかもしれません。

 張り綱を出入り口に対して垂直に出してしまうと、跳ね上げパネルの方向から吹いてくる風は長い張り綱だけで支えることになります。

 当初はそれでよいかと思いましたが、強い風の場合、二本だけでは心配になります。

 短い張り綱も斜めに張ることにより、長い張り綱を補助することができそうです。

 もっとも、出入口方向からの風に対しては、突っ張るポールが少ないから、出入口のパネルを支えるように短い張り綱が用意してあるという見方もあります。

 もし、そうであるなら、やはり出入口に対して垂直に張った方がよいということになります。

 短い張り綱は垂直にだしておき、長い張り綱をダブルにするという手もあるかもしれません。

 もっとも、張り綱が強すぎると、今度は幕体が裂ける恐れも出てくるかもしれません。




 風呂場に干した、タープは、数回ひっくり返してやる必要がありました。

 今回雨の中での撤収だったため、風呂場で干していたところ、3、4回は位置を変えてやる必要がありました。

 月火水と三日間くらい干していたかもしれません。

 これは換気扇付の風呂での話で、条件によっては違ってきます。

 なお、干していると、細かい葉っぱやら虫やらクモやらが落ちてくるので、干した後の浴槽は掃除機をかけたり、ふき取ったり、洗ったりする必要があります。葉っぱが詰まらないように、あらかじめ、風呂桶に栓をしておいた方がよいでしょう。

 スクリーンタープの購入時に一番躊躇したのは、雨に濡れたときの処理でした。干せなかったらどうしようかというものです。

 マンションやアパートでも、風呂に物干し竿と換気扇が付いていれば、上記のように何とかなると思います。

 ベランダで干すという手もあると思います。ただし、飛んで行かないようにする必要はあります。

 あとは、床にブルーシートを広げて、その上でひっくり返すという手でしょうか。今のところ実際にやったことはありませんけど。

柔軟仕上げ剤のススメ2010/05/10 20:20

 柔軟仕上げ剤はハミングを買ってちょっと使った後ずっとお蔵入りでした。すでに何年か、下手すると十数年放置されていました。

 いい加減処分したいのと、うちのから柔軟仕上げ剤を使ってくれというリクエストが出ていたのと、静電気防止効果やらいろいろな効果があるという話で、使い始めてみました。

 一週間くらい使ってみたところ、違いは歴然でした。

 やはりタオルが一番効果があります。それまでごわごわしていたバスタオルがかなりやわらかくなりました。ペグ拭き用のタオルまでフワフワに。( ̄□ ̄;)

 他のコットンワイシャツなども柔らかくなり、シルクかと思うような手触りで、一ランク品質があがったような気がしました。まあ、シルクというと言いすぎですが。

 ユニクロのソックスもいい感じでした。ただ、抵抗が少なくなったせいか、ずり落ちやすくなった気がしないでもありません。

 静電気防止効果はよくわかりませんでしたが、効果があったのかもしれません。また冬になればわかることでしょう。

 やはり、しわになりにくいというのも、そんな気がします。

 意外だったのは、色あせしていたハンカチの色が復活したこと。表面が滑らかになったせいで毛羽立ちが抑えられ、色が復活したのかも。気のせいかもしれませんが。

 洋服などに購入時から使っていれば縮みも抑えられてさらによいのかもしれません。もしかしたら、大幅に衣類の寿命が伸びるのかも。だとすれば毎日使っても元が取れるかもしれません。

 あと、柔軟仕上げ剤に抗菌機能が追加された製品もあります。汗の臭いも防いでくれるようです。汗自体は本来大した臭いがないようですが、菌による分解で臭ってくるらしいです。なので、抗菌作用があれば、臭いにくいということのようです。まだ試していませんが、これから汗をかく季節にちょうどよいかもしれません。

 これまでは、部屋干しトップを使っていましたが、抗菌剤入りのハミングが有効なら、洗剤の選択肢も広がります。部屋干しトップは高いし。すすぎ一回のアタックNeoにも興味がわきます。

 現在は、ハミングフレア 毎日ふんわりエッセンス花咲く、を使っています。ただ、これは期待したほど効果はないような気がします。結構高いし、通常ハミングの抗菌版を使おうと思います。

 ああ、ただ、ハミングを使い始めて、ハンカチの吸水が悪くなった気がします。また、なにかのアウトドア製品の洗濯タグに性能が劣化するようなことが書いてあったような気がします。吸水性能のことでしょうか?

シューズ ニューバランス MT703GH 4E2010/05/15 16:18

 というわけで、久々に山に行ってきました。といっても高尾山ですが。

 一時期は、それなりに結構山に行っていました。が、しかし、途中で肩を痛めてしまい遠ざかり、キャンプに行くようになりさらに遠ざかり、というわけで、もう何年も行っていないような気がします。

 行こうという気自体はそれなりにあり、途中でノースフェイスのバックパック、Photon 40なんかを買ってみたりしました。

 がしかし、足回りがどうもしっくりこず、行く気になりませんでした。

 私の足はエジプト足でかなりの幅広のため、ワイズは4Eでないと無理です。

 登山靴で4Eを出してるのは当時はシリオくらいだったと思います。で、シリオの6シリーズをはいていました。6シリーズは総革です。もちろん靴底は樹脂ですが。

 当時はソックスを二重履きしてあわせていました。二重履きになるから当然サイズも大きくなるわけで。そうなるとやっぱりどうしても岩場とかでうまくないような気がします。つま先のほうは指が入っていませんから、ソールの硬さが頼りみたいになります。

 もっとも、サイズが大きくなるというだけではなく、幅に合わせるから先が余りすぎたということだったのかもしれません。

 でもって、シリオのは履いていてやっぱり楽じゃありませんでした。厚い靴下をはいているので、明確に当たるとかはないんですが、それでもやっぱり楽とはいえない。それなりに締め付け感があります。緩いのを紐で縛り上げているわけなので仕方ないのかもしれませんが。

 山から下りてきて、普段のシューズに履き替えたときのあの開放感。ある意味あれは快感でしたが、そもそも間違っているような気もします。

 そんなわけで、どうもいまひとつ山に行く気になりませんでした。まあ、歩くのが楽しくなければというか、苦痛の要素があれば当然です。

 でもって、何年か前からシューズは基本的にニューバランスにしています。ニューバランスに4Eのラインナップがあり、ニューバランスが足へのフィットを重視しているらしい記述がホームページにあったためです。

 そんなわけで、最初に買ったのはM703JWじゃないかと思います。防水なのでキャンプ用にどうかと思って買ったような気がします。

 で、これが最初は多少小指があたるものの、なかなかよくて、それ以来、通勤靴もニューバランスに切り替えてきました。

 でもって、今回ホームページを見ていたら、MT703GHなんてものがあるじゃないですか。

 http://www.newbalance.co.jp/products/detail.php?MT703GH#L

 野口健も推奨でヒマラヤ遠征にも使ったという! といってもベースキャンプだけか、ベースキャンプまでみたいですが。あれで、頂上まで上ったらすごいです。

 そんなわけで、ニューバランスの青山ショールームまで行って試着し、購入しました。普通のショップじゃ、サイズはともかくワイズがないと思います。そもそもMT703GH自体扱っていないところのほうが多いんじゃないかと思います。

 ちなみに最初、昔のショールームがあった場所に行きH&Mに変わっていてびっくり。そのときは新しい場所も不明で、すごすご帰りました。

 これまでは、ニューバランスの靴は27をはいていました。私の足の長さ自体は26cmですが、やはり足が広いのか、捨て寸の関係なのか27でもちょっと小指にあたりが出るくらいでした。

 山用の厚い靴下を一枚履いて、MT703GHを履いてみたところ、27でも十分な気がしました。ただ、それでも微妙に圧力を感じます。

 大きいのはソックスやインソールである程度調整できます。しかし、小さいのだけはもうどうもこうもなりません。革の靴なら伸ばすという手もあるかもしれませんが、ゴアが入っている場合には、伸ばしたところの性能が劣化するという話を聞いたこともあります。水漏れする登山靴は困ります。

 というわけで、27.5にしてみました。
 
 MT703GHで良かったのは、まず何より足にフィットする、これが最高でした。

 今日初めて実戦投入してみました、といっても高尾山ですが。その結果は、素晴らしい、実に素晴らしいです。足の裏に吸い付くかのようなフィット感で、履いているのを忘れる、とまではいきませんが、悩みといえるようなものはありませんでした。

 もっとも、足へのフィットというのは、足の形が違えば違ってくるので、あくまでも私の足に対してフィットするということです。

 とはいえ、MT703GHは、かなり柔らかいので、結構いろいろな方にフィットするかもしれません。

 MT703GHのもうひとつ素晴らしいところは非常に軽いという点です。これはもう持ってみるとびっくりすると思います。普通のスニーカーの延長線上にあります。普段履きでもいけるかというくらいです。

 私自身は、まあ重くてもそれほどかまわないのですが、うちのはあの(シリオの)重さで行くのが嫌になっていたと言っていました。

 軽ければ、体力温存にもなると思うので、まあ良いかもしれません。

 以前読んだ石井スポーツのパンフレットには、シューズの硬さは、背負う荷物に合わせるとあったと思います。重たくなれば、それを支えるために底も固くする、見たいな感じだったと思います。

 でも、シェルパは裸足で歩くみたないことが野口健の記事に書いてあったような… 

 あと良いのはシューレースです。靴紐が規則的に太くなったり細くなったり、というか、太い靴紐が規則的にくびれているという感じでしょうか。そのため、結んだときに、太いところが引っかかり緩みにくい。ニューバランスではランナー用のシューズでも使用されているとか。シュアレースというらしいです。

 歩いている最中に紐が解けるのは結構面倒です。やる気を損ないます。まあ、ループ部分をもう一回縛っておけばいいだけなのですが、それでも上りと下りでは締め方を変えたりするので、結びは簡単に越したことはありません。

 これはかなり優れものなので、ビジネス用にも出してほしい、というかビジネス用に買おうかと思いました。

 
 ちなみに、今回は靴下は一足だけで試着して、一足だけで山にも行って来ました。二重履きはしませんでした。その結果、特に問題はありませんでした。むしろダイレクト感があり、いいかもしれません。

 靴下は二重がいいのか一重がいいのかわかりません。二重は昔の靴用で、今のはクッション性があるから一重でいいなんて話を聞いたことがあります。店でも今は一重で言いと聞いたことがあるような気もします。

 冬山に行くような場合には、二重のほうがいいのかもしれません。というか必須なのかもしれません。

 私の場合、雪がある山に行くことはあってもラッセルするようなところには行きません。ピッケルが必要なところにも行きません。

 フィット感のある一重のほうがいいのかもしれません。

 これで、今年は山再開です。八ヶ岳の岩場などを歩いてみるのが楽しみです。


 なお、ニューバランスのホームページを見ると、色はグリーンだけに見えます。実際ショップに行ってみたところ、黒ともう一色もあり、黒にしました。ページを見直したほうが良いと思います。

 色についてはグリーンのほうが汚れが目立ちにくいと思います。黒は泥汚れなどが目立ちます。

 ああ、あと、ショップの人によると、ゴアはシームシーリングされているということでした。縫い目から漏れたら困りますからね。


2010/10/16
 その後、奥多摩三山や富士山で試してみました。今のところ、実に快適です。

 今までは、山から帰ってきて風呂に入ると、足の所々が赤くなっていました。指などが強張っているときもありました。

 ところが、MT703GHにしてからは、ほとんど問題ありません。

 ここんところ、仕事が忙しくて中断していましたが、そろそろ涼しくなってきているし再開したいところです。



2010/11/03
 そういえば、M703JWについての記述も追加してみました。

http://tips.asablo.jp/blog/2010/10/31/5459488

 ご参考までに。



2010/11/11
 MT703Gも購入してみました。
http://tips.asablo.jp/blog/2010/11/11/5493427

 ABCマートに行ってみたら、20%オフで売っていてビックリ。
http://www.abc-mart.net/shop/product_list.aspx?SWORD=703gh&SINDEX=0&View=lnkbImageList&Sort=default&Init=true

 む~ん。



2010/11/28
 MT703GHへのアイゼン装着を検討中です。
http://tips.asablo.jp/blog/2010/11/28/5543791



2010/12/08
 富士山の時の汚れが付いたままだったので、風呂場でシャワーで洗ってみました。

 左手を靴の中に突っ込んで右手でお湯のシャワーをかけていたところ、なんと、べろのあたりが濡れてくるではないですか。
 ( ̄□ ̄;!

 漏れてるのか!? と思ったけれど、どうやら湿ってきているようでした。ゴアテックスなので、外側が蒸れれば、蒸気は内側にも通す、ということなのでしょうか?

 通常は、外側がホットになるという事はないと思うので、実用上は問題ないのかもしれません。 次回洗うときは、水でどうなるか見てみましょう。

 ま、でも、漏れているわけではなさそうなので、一安心。



2011/1/30
 その後も、文字通り毎週奥多摩に出動して、未踏のルートを片っ端から征服していっています。いや、未踏といっても、前人未踏ではなく、私が未踏のコースです。
 ( ̄^ ̄)

 で、当然、毎回MT703GHを使用しているわけですが、今のところ問題はなく、とても満足しています。

 トレイルウォーキングシューズで、保温材も入っていないし、布だしで、どうかという気もしましたが、厚手のブレスサーモタイツとインナーソックスと、厚手のウールソックスで、それほど締め上げずに履いているせいか、冷えを感じたことはありません。冷えを感じるどころか、下手すると足の裏に汗をかいているんじゃないかという気がするくらいです。

 最近の奥多摩の山は、概ねマイナス数度から数度くらいです。ただし、石尾根の北斜面はもっと寒いと思います。

 小さいシューズで、締め上げたりすると、血行が悪くなったり、そもそも血行の悪い方は冷える可能性もあります。あくまでも私と、私の装備と運動量では問題ないということです。

 ちなみに、うちのも似たような装備ですが、今のところ問題ないようです。

 今のところ、アイゼンをつけるような積雪には出くわしていないので、アイゼンをつけた場合はわかりません。アイゼンをつけると、ベルトで締めることになるため、血行にはマイナスです。



2010/02/22
 久々にニューバランスのサイトをチェックしたら、MT703GHがなくなっとる。
 ( ̄□ ̄;!

 ネットで軽く検索したけれど、在庫がなさそう。
 (T_T)

 売れなかったのかなぁ。これがないと、非常に困るんですけど。これだけ軽くてフィット感があるアウトドアシューズは、容易に代替品が見つかりそうにないです。

 今後の山行に大きな問題が発生しました。



2011/02/27
 やはり、生産中止になったんでしょうねぇ。MT703GHだけでなく、703シリーズ自体がなくなったようにも見えます。

 代わりにレザー防水のモデルが出てきたりしますが、いかんせんローカット。やはり、山のくだりを歩くとなると、ローカットは足が靴の中で前にスリップしやすく、急こう配では厳しい。是非ハイカットがほしい。

 って、ニューバランスの人たちは、山歩きしてないのかなぁ?

 アメリカのサイトを見ると、ハイカットのモデルがあるけれど、4Eがありません。
 (T_T)

 これから、新作としてハイカットのモデルが出てくるのを期待したいところです。



 とはいえ、そんなの待っていたら、今履いているシューズの寿命が尽きるので、今年の後半には早速履く靴がなくて困ることになります。

 で、4Eの登山靴を検索してみると、やっぱりシリオくらいしか引っかかってこないんですね。

 シリオの4E+で、一番軽そうなやつを見ても、やはり700g以上あります。重いやつだと1kgに達しそうです。
 ( ̄□ ̄;!

 700g以上っていうと、素の状態でも、MT703GHに、アイゼンつけて歩いているようなもんです。

 いやぁ、ちょっと、その気にはならないです。



 というわけで、うちのが、早速あちこちのサイトから探してくれて、とりあえず、三足購入できました。これで、三年くらいは持ちこたえることができそうです。
 \(^o^)/

 三年のうちに、ニューバランスが改心してくれることを祈ります。
 ( ̄^ ̄)



 う~ん、しかし、何が悪かったんだろうか。

 思うんだけれど、登山用品の店では、ニューバランスのシューズは見なかった気がします。

 これまで作っていなかっただけに、お店においてもらえなかったんでしょうか?

 よくわかりませんが、山と渓谷には広告を出していたんでしょうか?



 シューズ自体は、EEEEの幅で、400gを切るなんて、これくらいしかないような気がします。となると、軽いのが好きな足幅の広い人にとっては、これはもう、得難いシューズということになります。

 プロモーションがうまくいっていれば、息の長い、黙っていても売れる商品になったんではないかという気がするんですが…

 

 MT703GHに不満があるとすれば、アッパーの素材です。メッシュは通風の面からこれなんでしょうけれど、雪道などを歩くとやはり濡れてしまいます。

 ゴアテックスにこだわらず、アウトドライなんていうのも一つなんではないかと思います。むしろ、この方がよいような気もします。

 現在、おそらく4E市場はシリオの独擅場だと思います。

 ぜひもう一度、4Eの軽量トレッキングシューズとして、カムバックしてほしいものです。



 ちなみに、「mt703gh」をキーワードにして、このサイトにアクセスしたセッションは、この1か月で85あります。「ニューバランス mt703gh」が26、「new balance mt703gh」が20あります。「mt703gh ニューバランス」も10はあります。

 毎月100以上のセッションが、mt703gh関連で発生しているわけです。

 ここでいうセッションは、ユーザー数といってもよいので、一か月にのべ100人以上、というかもしかしたら200人近くのユーザが、mt703ghの情報を求めてこのサイトにアクセスしているということになります。

 一般的にはmt703ghは冬用ではないので、季節外れのこの時期でも、それだけのアクセス数があるとも言えます。



 トレッキングシューズが、何足売れれば元が取れるのかわかりませんが、もうちょっと需要を掘り起こして何とかならなかったのかなぁ、という気がします。

 特に現在は、山ガールがはやっているらしいし。前述したかもしれませんが、うちのなんか、シリオの重いシューズを履いただけで嫌になる、と言っているわけなので、ニーズはあるんじゃないでしょうか?

 パワーアンクルつけて山に行きますか? くらいのキャッチでもつけて、是非続けてほしかった。



 で、今一度、ニューバランスのアウトドアページを見ると、野口健が、ヒマラヤの5,800m位まで、MO1520Jで登ったととれる説明がありました。

 下りでも、足が前に滑らず、フィットしていたということでした。う~ん、まあ、確かに、フィットだけならローカットでもいいのかもしれません。

 しかし、日本の山は雨が降ります。雨が降ると、登山道が冠水している場合もあります。そうなると、やはりローカットではキビシイ。

 是非ハイカットがほしいところです。



2011/03/05
 不満たらたら書いていたところ、MO703GHが発売になったという情報が。
 ( ̄□ ̄;!

http://www.newbalance.co.jp/products/detail.php?MO703GH

 パッと見、アッパーは大差ないように見えます。

 ソールは大幅に変わっています。

 パターンが大きくなり、いかにもアウトドアという感じになっています。

 でも、これって本当にいいんでしょうか?

 柔らかい地面なら、パターンが食いついて、摩擦も大きくなるような気がします。

 でも、固い地面の場合、くいこまないので、結果的に接地面積は小さくなり、グリップ力はかえって低下するんではないでしょうか?

 この辺、同じ条件で比較したことがないのでわかりませんが、シリオの頃に比べて、特に滑りやすくなったという印象はありません。

 むしろ、印象的には、実によくグリップするなぁ、という感じです。

 本当のところ、どうなんでしょう?

 何はともあれ、祝MO703GH。

 というか、MT703GH、うちに在庫の山が。ま、安かったからいいけど。
 (-_-;)



2011/03/08
 いまさらながら実測してみたので、重量を。

MT703GH 27.5 4E 404g
MT703GH 23.5 4E 320g

 う~む、やっぱり軽い。

 両方新品時の重さです。

 試に履き古した方を量ってみたら、404gで変わらない。
 ( ̄□ ̄;!

 泥を吸って重いだろうにと思ったところ、うちのが、底がすり減ってるんじゃない、と。たしかに、それでバランスしてるのかも。



 単体で見ているときは気が付きませんでしたが、新しいものと古いもののソールを比べてみると、古い方は滅茶苦茶すり減っていました。

 MT703GHは手裏剣のような突起がいくつもついています。突起の表面にはさらに手裏剣の刃に沿うように、突起がつけられています。これが、無くなっていました。
 ( ̄□ ̄;!

 さらに、パターンの底の溝まで浅くなっています。
 ( ̄□ ̄;!

 どうやら、まんべんなく削られて、全体的にメリハリがなくなったようです。

 去年買って、夏場に、三、四回くらい奥多摩あたりに上り、それから富士山に行きました。その後仕事が忙しく、11月まで休止。11月からは、先々週まで、毎週出動していました。ということは、二十数回くらい。

 これくらい履くと、もうだめなようです。

 富士山のあの火山礫の道がかなり効いたんではないかと思います。スパッツのひもが二人揃ってたちまち切れましたから。



2011/05/15
 今まで履いていたシューズが限界だったようなので、ストックしておいた一足を下ろしました。

 昨日、小菅村から大菩薩峠までの道で試したところ、全然違うのにびっくり。
 ( ̄□ ̄;!

 グリップが全然違うし、足のホールド感も全然違います。いやぁ、これほど違うとは。

 知らず知らずのうちに、クッションは薄くなり、アッパーは伸び、ひもも伸び、という状態だったのだと思います。

 あんまり古くなったシューズを履くのは安全面からもよくないようです。

 シューズがへたったのは、富士登山が効いているんではないかという気もします。



 なお、今回、ソックスも新調しているので、それによる影響もあるかもしれません。



2012/03/14
 どうやら、エバニューの4本爪アイゼンが合いにくいようです。
http://tips.asablo.jp/blog/2011/08/21/6061899

http://tips.asablo.jp/blog/2010/11/28/5543791

 富士山に登った時に、二人揃ってスパッツのゴムひもがたちまち切れましたが、あれも靴底がフラットで、ヒール前のへこみがほとんどないからかもしれません。

 現行品のMO703GHはMT703GHに比べるとはっきりとしたヒールがありあります。



2012/05/23
 いい加減へたってきた感じがあったので、男体山に登る日にストックしてあった新しいMT703GHをおろしました。

 新しいシューズとこれまでのシューズを比べるとその差歴然。古いシューズは、ソールがすり減っているし、幅が広がっているしで別のシューズのようです。

 最近、なんとなくグリップが効かなくなっていると思ったけれど、新しくしてからは、申し分無し。古いシューズで男体山に登ったら相当苦労していたかもしれません。

 ストックしてあるシューズは後二足。加水分解でソールがはがれる前に使ってしまわねば。
 (-_-;



2013/07/27
 先日、ついに最後の一足らしきMT703GHをおろしました。

 その前の703GHのソールがそろそろ限界か? と思ったので。

 新しいやつはやっぱりグリップが全然違います。

 投入したのは八ヶ岳の横岳で杣添尾根から登りました。道がかなり荒れていて、新しいシューズじゃなければ大変でした。というか新しいシューズでもいい加減嫌になっていましたけど。
 (-_-;)

 多分最後の一足だと思うので、次はいよいよビブラム底の新型シューズ、MO703Hを買うことになりそうです。



2013/07/30
 重大な問題が発生しました。男性用は問題ないけれど、女性用の新型WO703HはDと2Eのラインナップしかありません。

 とりあえず、旧型の在庫を買い占めているところです。

 足幅が広い人にとっては、そのスポーツの継続に係る大きな問題です。

 売れないからなくなるだけなのかもしれませんが。

バックパック ノースフェイス Photon 402010/05/16 12:54

 で、ずっと前に買った The north faceのバックパック Photon 40 です。

 すでにしばらく前の製品のためカタログ落ちしてしまっています。

 バックパックは、最初はノースフェイスのデイパックを使用して、そのあとグレゴリーの50リッターくらいを買いました。ああ、ドイターの自転車用パックを買ったこともありますが、自転車用だけあって山にはいまひとつでしばらく使ってやめました。

 グレゴリーのはスノーボードにも使えるというやつで、パックの前というか表というかに、スノーボードをはさむためのパネルがついていました。ただ、私はスノーボードはやらないので、パネル分重いだけでした。

 何でグレゴリーかというと、ネットで調べた感じではよさそうだったためです。バックレングスによってS, M, Lとそろっていて、各種アジャスターによってショルダーベルトやウェストのハーネスなどを調整もしくは交換できます。

 というわけで、A&Fのショップに行ってあわせてもらって買いました。がしかし、結構使って思ったのは、バックレングスが足りてなかったのではないかということです。たしかMを買ったと思ったのですが、Lの方が良かったのだと思います。

 短いとどうなるかというと、肩で背負えば、ウェストベルトが浮いてしまいます。ウェストをあわせると、ショルダーが伸びきってこれまた不安定です。

 で、結構ショルダーで背負うようにしているうちに、左肩が決定的に壊れてしまい、しばらく歩くと激痛が走るようになり、腕を木などに押さえて肩を入れてやらないと収まらないようになりました。

 山どころか日常生活にも支障をきたす有様でした。医者にも行ってみましたが、腱などには異常がないということで原因不明。整体などに行ってみましたがあまり効果なし。

 ずっと原因不明で苦しんでいました。あるときふと、通勤途中に電車の中でデイパックを体の前に担いでいるのが原因ではと思い、それをやめたところ徐々に回復してきました。今では完全回復で肩が痛かったことも忘れているくらいです。

 前に担ぐときに両方の肩で担げばよかったのでしょうが、普通はそういう担ぎ方はしません。で、左肩だけで担いでいました。その状態では徐々にずり落ちてくるため、自然に、押さえるために力が入っていてそれがどうも関節を痛めていたのだと思います。

 そこへ来て、山で10キロ以上あるようなパックを肩だけで背負っていたので、ついに発症したという事なのだと思います。

 というわけで、肩だけでパックを担ぐというのは避けたほうが無難です。

 バックパックにウェストベルトがついているのは二つの意味があります。デイパックの場合には、歩いているときのゆれ防止でしょうか。パックがゆれればそれを抑えようと無意識のうちに体が調整しているはずです。ゆれを抑えればそれだけ体力の消耗が抑えられるという理屈ではないかと思います。

 もうひとつは、重さを肩だけではなく腰にも分散するというものです。これをやるのとやらないのでは雲泥の差です。

 なので、パックを買うときには、ウェストを位置決めした状態でショルダーベルトが適正かどうかチェックする必要があります。ショルダーベルトの付け根が上過ぎても下過ぎてもうまくありません。

 メーカーのサイトを見ると、パックの説明にバックレングスが書いてある場合もあります。それをチェックしてみるのも良いでしょう。

 でもって、肩の痛みから回復した結果、やはり今度は軽いパックが欲しい、ということになり、色々調べてみた結果、ノースフェイスのPhoton 40 が適当ということになったのだと思います。

 パックを選ぶときのポイントは次のようなものでしょうか。

 ・バックレングスがあっている
 ・各種アジャスターがついている
 ・二気室になっている
 ・ペットボトル入れがついている
 ・ウェストベルトにポケットがついている
 ・小物入れがついている

 バックレングスがあっているのは上記のように必須。

 アジャスターはパックを体にしっかり固定するのに必要です。ウェストベルトや、トップリッドについています。これを適度に締めておかないと、トップリッドがゆらゆらぐらぐらして歩きにくい。

 うちのがぐらぐらにして歩いているのを見て、各種アジャスターを調整したら、だいぶ歩きやすくなったようです。自分でやれ。(-_-;)

 アジャスターというか、荷物が少ないときに本体を絞るものもあります。下の方に荷物がたまると歩きにくいので、ちゃんと調整したほうが良いです。

 アジャスターは、少し大型のモデルになると、普通はついているのではないかと思います。

 二気室になっていて、下から取り出せるタイプだと、雨具などをそこに入れておくことにより、すばやく取り出せるなど、便利です。

 二気室になっていると、荷物が少ないときに上にだけ荷物を入れて重心を上に持っていくこともできます。一般に重たいものを上につめたほうが良いといわれているようです。私自身比べたことはありませんが。

 なお、二気室になっていても、仕切りが固定できなくて、荷物を抑えておくことができないものもあります。Photon 40がそうでした。うちのが使っている、グレゴリーのBreeze 45は仕切りが固定できるタイプです。

 ペットボトル入れは、こまめな水分補給のため、歩きながら出し入れできるものがベターです。ハイドレーションシステムを使用するなら不要かもれません。ハイドレーションのほうが重心も高くなるのでそのほうが良いかもしれません。

 長距離を歩いていると結構腹が減ります。いちいちパックをおろして出し入れは面倒です。カロリーメイトなど、行動食を入れておけるウェストベルトのポケットは重宝します。地図のコピーやグローブなどを入れておくにも良いでしょう。

 各種小物を仕分けしておけるポケットがついていると便利でしょう。設計の悪いパックは物が落ちやすく紛失の原因となるので、ファスナーが開いていても物が落ちないつくりになっている必要があります。ファスナーの閉め忘れはひとによるかもしれませんが結構あります。 
 
 あとは、上記にはあげませんでしたが、容量はもちろん重要です。

 飯、水、厚手のフリース、着替え、コッフェルなどを入れると、結構かさばります。キツキツだと、出したり詰め込んだりで、時間もかかります。山の中では物を置く場所がない場合もあり問題になります。特に雨のときなど。そもそもパンパンだと担ぎにくくなるパックもあります。余裕を見ておいたほうが良いと思います。

 日帰りでも40リッターくらいのしっかりしたものを使用したほうが、疲労の面でも使い勝手の面でも楽なのではないかと思います。40あれば小屋どまりも可能だと思います。

 そういう意味では、荷物が少ないときの絞込み機能がしっかりしているものの方が良いでしょう。

 Photon 40 は、軽量だけあって、ショルダーベルトとウェストベルトは貧弱です。今回は高尾山だったので比較的軽量ですが、これから荷物が増えていったときにどうなのか少々引っかかります。が、基本的にほしい機能は満たしているのでかなり満足しています。


2010/10/24
 最近、photon 40 で検索してここをご覧になる方がいらっしゃることに気が付きました。

 読み直してみると、では、photon 40 がどうだったのかということが書いてないですね…

 この後、奥多摩や富士山に担いでいきました。

 結果的に大いに気に入っています。

 まず、なにより体にフィットします。今までのあれはなんだったのかというくらいです。バックレングスがあっているということがこれほどまでに違うのかと思います。担いでいて楽しくなってくるくらいです。

 まあ、これは、Photon 40 がよいというよりは、体に合う製品は、当たり前ですが、やはりよいということです。背面の形状も私の背中にはあっているのかもしれません。

 そして軽い。背中のウレタンフォームが効いているのか、軽いです。ベルト類が簡素になっているのも効いているはずです。生地も薄いです。各種バックル類の肉抜きがされているせいも多少はあるのかもしれません。

 ただ、長期で考えると耐久性に難があるのかもしれません。

 ウレタンフォームに穴が開いているので通気性も抜群。無圧布団のような表面なので、汗をかいた状態で担いでも、不快感をあまり感じませんでした。通気性がいいということは、逆に秋冬にはキビしいのかもしれませんが。

 各種ポケット類の使い勝手も上々。ただ、下の二気室目はただ袋になっているだけで、仕切りにはなっていないので、下の荷物を取り出すと、上の荷物に押されてつぶれてしまいます。そして、入れるときには塞がっているので、入れ直しにくいところがあります。

 やはり、二気室にするなら、仕切りがあった方が便利だと思います。

 この二気室目は、濡れた雨具を入れるためだけのものくらいに考えればよいのかもしれません。

 ベルト類が薄いのはどうかと思っていましたが、少なくとも夏の装備では問題を感じませんでした。よく検証されているのでしょう。

 特に問題は見当たらず、軽量で、何年も主力パックとして活躍してくれることでしょう。



2011/02/27
 というわけで、11月くらいから、毎週毎週欠かさず山に行くようになりました。ひとえに、健康および、健康のためでもあるストレス解消のためという感じです。

 なので、このパックもかなり使いました。

 現時点では、チェストベルトに弾力性を持たせるための平ゴムを縫い付けてあった糸が切れてしまい、ゴムが機能していません。

 ショルダーやウェストベルトについて、やはりもう少しパッド感、つまりフィット感があってもよいのではないかという気がしています。

 重量は実測したところ、1.5kg位でした。今調べて見ると、軽い部類ではあるけれど、劇的に軽いわけでもないですね。

 トップリッドがもう少し大きくてもよかったんではないかと思います。ちょっと容量不足な気がします。



 毎週毎週行っているので、既に手探りで、パックの中のものが判別できるようになっています。パックの底からでも取り出し可能です。

 また、二気室部分にものを入れると、間の布が邪魔をしてデッドスペースができやすいという面もあります。

 なので、さっぱり二気室部分は使わなくなりました。

 ただし、これは毎週毎週出かけている場合なので、月に一回とか、二三か月に一回とかいう場合には、何がどこに入っているかわからず、やはり二気室に分かれている方が重宝するかもしれません。



 既に古いモデルなので仕方ない面もありますが、今時のオスプレー タロン44やブラックダイアモンド アクシオム40なんかは、1キロ程度で、必要十分な機能が備わっています。なので、今から買うならそちらだと思います。

 ま、でも、デザイン的にはかなり気に入っています。ダメになるまでは当面これを使うと思います。

賃貸と持ち家どっちが得?2010/05/19 06:01

 という記事がしばしば雑誌や新聞、書籍に載っています。

 どれを読んでも単純にどっちがとくとはいえない、という結論になっています。

 将来の物価や金利の上昇など不確定な部分があるためだったと思います。

 ただ、持ち家を持った場合には次のような問題があります。

 ・資産が偏る
 ・震災、火災、洪水などによる損壊
 ・欠陥
 ・修繕費
 ・周辺環境の悪化

 ローンの場合には、さらに次の問題もあります。

 ・収入がなくなった場合の返済

 多くのサラリーマンにとって、家の価格は高額です。そのため、ひとたび家を買ってしまうと、資産のほとんどを家が占めるようになります。

 その結果、土地の価格が下がれば総資産が少なくなるということになります。これは資産形成上うまくない状態です。

 もちろん、過去の高度成長やバブルのように、どんどん上昇してくれれば、どんどん資産が増える、ということになります。

 果たして少子化が進む今後地価は高騰するのでしょうか?

 あとは新築で購入した場合は資産の目減りが激しいという点でしょうか。

 マンションの場合、10年くらいで急激に資産価値は目減りするようです。記憶があいまいですが、半分くらいになっていたような気がします。

 戸建ての場合でも通常は30年位すればうわものは資産価値ゼロになるはずです。へーベルハウスのように価値が残るものもあります。ただし、そもそも高額です。

 震災などによる被害は、いうまでもないことだと思います。阪神淡路の震災では、立てたばかりの家やマンションが焼失、倒壊し、二重ローンを抱える羽目になった人もいたようです。

 東京に大地震が起こる可能性は今後30年で80%だった気がします。まず起こると思ったほうが自然です。

 アネハの問題は極端ですが、欠陥住宅の問題はあるようです。さくら事務所などにお願いして検査してもらったほうが良いでしょう。数十万円の費用を惜しんで数千万円の損失をこうむるのはばかげていると思います。

 外装や水周りなどは、十数年で劣化してくるようです。どうなってもすめればいいという場合には問題ないかもしれません。そうではない場合、修繕費用を見積もる必要があります。屋根の葺き替えや壁の塗りなおしには結構なお金がかかるはずです。水周りの交換も数十万から百万を超える出費があるはずです。

 マンションの場合には、共用部については修繕積立金を半ば強制的に徴収されるのでまだましです。しかし、滞納する人がいたり、そもそも計画がずさんで積立金不足に陥っている場合もあるようです。今朝の日経新聞によると都内の80%以上のマンションが積み立て不足に陥っているようです。そうなると、修繕できないか、多額の一時金が必要になる恐れがあります。

 修繕という意味では、震災後のマンションもなかなか問題のようです。部屋によっては壁に大きく亀裂が入っていたり、たいしたことなかったりするためです。問題のある部屋は修繕を希望するし、そうでない部屋の人や老い先短い人やお金のない人は希望しない、とそんな感じだったと思います。あれを見るとつくづくマンションは難しいと思います。

 マンションの場合、入居者の構成も問題になるようです。広いペントハウスを買う人と、ワンルームを買う人ではおのずと経済力が違ってきます。そもそもワンルームの場合、資産運用目当てで自分は住まないという人もいるかもしれません。そうなると修繕するにしても、ほどほどでいい、もしくはしなくていいという人や、しっかり直したいという人がいてもめることがあるようです。

 修繕とは違いますが、固定資産税も侮れないようです。

 隣にやくざが引っ越してくる、というのは珍しいケースかもしれません。隣人が豹変して爆音ばばあ(大音響で音楽などをかける)や肥溜めじじい(庭に肥溜めを作る)になるのも珍しいかもしれません(ただしいずれも実在しました)。しかし、隣にマンションが立つというのは珍しいことではないと思います。道路が拡幅されてうるさくなる、近所との人間関係が悪化する、なども珍しいことではないかもしれません。

 一度買った家は簡単に買い替えできないため、上記のような問題とお付き合いしていく必要があります。

 ローンを払い終わるまでは人のものを借りているだけなので自分のものになっていません。なので、ローンが払えなくなって家を売って返そうとしたけれど、自分のものではないので、売れず、あと数十万だったか数百万円だったか払うだけでよかったのに、何もなくなってしまった、という記事を雑誌で読んだことがあります。恐ろしい話です。

 世の中には、定年後までのローンを組んでいる方もいらっしゃるようですがいったいどうやって返すつもりなんでしょう?

 私自身は過去にローンに苦しんだことがあるので、ローンはもう結構です。

 家を買う場合のメリットは何でしょう? 私は釘や画鋲が打てるくらいしか思い浮かびません。それは冗談としても、客観的に見た場合のメリットというのがあまり思いつきません。比較的グレードの高い調度が手に入れやすいということくらいでしょうか?

 賃貸の場合の問題は次のようなものが考えられます。

 ・安普請が多い
 ・将来的な家賃の値上がり

 くらいでしょうか。

 賃貸はやはり、割と安普請なものが多いです。キッチンやトイレ、壁紙、サッシ、床材、いずれも安いものが多いと思います。

 分譲マンションが賃貸されているような場合は、結構いいかもしれません。物件を選べば、戸建てと変わらないものなども存在します。アパート前提のものは期待できないと思います。 

 将来的に家賃が上がることも考えられます。ただし、家賃は法律で規制されていてそう簡単には値上げできないようです。実際、都内で三ヶ所ほど引っ越しましたが、今のところ値上げされたことはありません。

 まあ、都内に住み始めたのが、バブルが崩壊してからというのが大きいかもしれませんが。

 賃貸のメリットは、各種環境の変化に強いというものです。首になったり給料が減ったりすれば安いところに引っ越せばいいです。周辺環境が悪化しても引っ越せばいいです。天災も自分さえ死ななければなんとかなります。修繕も何も考える必要はありません。設備が古くなってきたら、引っ越せばいいだけです。賃貸はとてもお気楽です。

 家を買おうと思わないこともありません。最近、またマンションの冷やかしをしてみたりしています。ただ、計算してみると買いたいと思うものがないのが現状です。

 ただ、これは都内で探しているからこうなるのであって、郊外の場合には、2千万くらいでかなりいい物件がありそうなので、郊外に住むのなら、買う、というのも一つの選択肢かもしれません。

 まあ、でも買うとしてもマンションの場合は中古ですね。新築プレミアムが剥げ落ちて、管理状況も見極めることができて、納得のお値段で買うというのなら考えられます。




2010/12/09
 12/07 の日経新聞に、住宅、買うか借りるか、という記事が載っていました。

 金銭的な損得比較は難しいというのが基本で、それでも、双方資金計画がかなり違うので注意しましょう、という内容でした。



 私は上記のように賃貸派ですが、一生賃貸かというとそうでもありません。

 正直今住んでいるところの家賃は高いので、このまま一生ここに住み続けることはできません。老後は地方、場合によっては海外に移住するつもりです。

 ちなみに、家賃が高いといっても、二人で住むことにより、それぞれ一人暮らしをしていた時よりはトータルで二、三万は安くなっています。

 そういう意味では、一人当たりでは、一般的に都内で一人暮らしをする程度の家賃という事になります。

 移住を考える場合には、移住先でも賃貸という手もあります。地方の家賃は格安です。また、過疎が進んでいる地域であれば、数百万で庭付きの家を取得することも可能でしょう。

 ただし、医療や食料の問題はあります。それをどうクリアするかが課題になります。



 記事では、ファイナンシャルプランナーが、頭金500万円で、3000万円のマンションを買った場合と、そのローンと同額の家賃の物件に住んだ場合の比較を行っています。

 ローンは、毎年134万円。その他に維持費として45万円を見積もっています。維持費には、管理費、修繕費積立金、固定資産税などが含まれているようです。リフォーム費用は含まれていないという事です。

 つまり、3000万円の物件を、頭金500万円出して、残り2500万円のローンを組んだ場合、毎年約180万円の支出が続くという事になります。

 これは、30歳で購入して60歳で完済というモデルです。金利は固定で3%。

 60歳の時点で残る資産はマンションのみ。30年が経過していますから、価値は半分と見るのが妥当でしょう。つまり1500万円。

 60歳以降も維持費として毎年45万円が必要です。



 それに対して賃貸は、家賃を年間134万円とします。頭金500万円と、維持費分を毎月積み立てて、1%で運用した場合が書かれています。その結果、60歳の時点は、頭金が640万円になり、維持費分が1830万円になる、となっています。つまり60歳での金融資産は2470万円。

 ただし、60歳以降も134万円を払い続ける必要があります。もっとも、2500万あれば、安い家を買うことも可能でしょう。

 一般的な資産運用のリターンは平均で3%という記憶なので、利回りが低すぎるように感じますが、一般的な人はそれほど積極的に投資しないので、一般的にはこんなものかもしれません。



 私はどう考えても賃貸だと思います。30年間何事もないなんて保証はどこにもありません。

 家を買う人は資産になるからとおっしゃいます。しかし、新築物件は買った時点で価値が大きく下落するので、資産どころか、当面は負債の方が多いという事を考えたほうがよいと思います。

 また、前述のように、天災や社会環境の変化、家族の変化なども考慮する必要があると思います。仕事を辞めたい、仕事がなくなった、逆に、是非海外でやりたい仕事が見つかった、家族が病気になったので療養のため地方に行きたい、離婚した、など色々あると思います。

 すでに数千万円の現金があり、無借金で買えるという場合になら、買うのも一つかもしれません。

 しかし、未来が不確定にもかかわらず、借金までして買う、というのは、私には危険としか思えません。ばくちです。

 

 子供のためにとおっしゃる方もいるのですが、子供なんてすぐに大きくなって出て行ってしまいます。逆に、自立してくれないようだと困ります。子供が出て行った後に残るのは不必要に大きい家です。

 子供に家や部屋を与えてあげるというのは、一つの夢なのかもしれません。しかし、当の子供としては、勉強したい時に学費を出してもらったり、失業した時に援助してもらう方がよほどいいのではないかと思います。



 むしろ、子供のころに恵まれすぎていると社会に出てからの挫折感の方が大きいかもしれません。

 私の甥は、私が買えないPSPを持っています。( ̄□ ̄;!
 子供に負けている大人って… (-_-;)

 私の実家は持家でしたが、私の子供のころの部屋は3畳でした。これじゃ納戸です。そのため、家に対しては並々ならぬ執着がありました。

 そういった、不足感が、働くための原動力になっている部分もあったと思います。いわゆるハングリー精神でしょうか。

 子供には物や金を与えるのではなく、教育や、いざというときの安心感を与えたほうがよいと思います。

 家に不満があれば、勉強して働いて自分で買え、といえばよいだけだと思います。



 私は、分不相応なものは持たないほうがよいと思っています。人に金を借りなければ買えないものというのは、分不相応なのだと思います。個人の借金は問題の元だと思います。

 企業の場合には、競争相手があることなので、ここで一気に設備投資した方がよい、そのためには借金した方がよい、というのもありだと思います。もっとも、これもばくちではありますが。

 個人の場合、そこまでする理由があるのでしょうか?



 どうしても借金して家を買いたいのなら、せめて買う前に、数冊は本を買って読んだ方がよいでしょう。

 ハンコを押す前に、急いで大きな書店に行って、あるだけの住宅関係の本や雑誌を買った方がよいでしょう。たとえ数万円かかったとしても、数千万円の損失よりましです。

 マンションや家を買う場合には何が大事かなど、色々書いてあるはずです。チラシに載っている、キッチンや風呂などの設備自慢は長期で考えた場合無意味であることがわかるはずです。

 ガイアの夜明けなどを見ていると、マンションを買ってから管理費や修繕積立金に気づいて驚いている人がいますが、こちらのほうが驚きです。

 どうして、数千万円の買い物をする前に、よく調べるという事をしないのでしょうか。

 数万円の家電製品や、数百万円の車を買う前だって調べるんじゃないでしょうか?

 このページを読まれた方は絶対によく調べてから買ってください。

 一生後悔しますよ。



 私たちも数年前にマンションを買おうかと思って仮予約までしました。そこで、書店に行き、めぼしい本を、金に糸目をつけず、片っ端から買ってきて二人で熟読し、その結果、買わないことに決めました。

 その後回ったマンションの販売員に、同業の方ですか? メーカーの方ですか? と聞かれるほどの知識を身に着けていました。

 逆に言えば、みんな不勉強。ああいう人たちの話を聞いて買ってはいけません。彼らは販売員であって、基本、売らんかな、の人たちです。あなたのお金を狙っている人たちです。

 結局、私たちは、マンションを買わない分、ちょっと贅沢な部屋に引っ越すことにしました。といっても、一人用の部屋から二人用の部屋に引っ越しただけで、それも以前のそれぞれのアパート代を足したものより安くなっていましたが。

 今のところ、これで正解だったと思っています。



 これはたまたまなのかもしれませんが、私の後輩は、水害で家を流されてしまいました。その後の治水工事のため、彼の家があった場所は今は川の底です。

 その後、中越地震がやってきて、バイト時代の友人が家を失いました。土地自体が生活不適となったため、引っ越しとなりました。

 さらに、中越沖地震がやってきて、ソフトウェアハウス時代の同僚が家を失いました。

 いずれも今でも付き合いのある身近な人たちです。



 また、近所の善福寺川があふれたこともあります。あれで、かなりの人がダメージを受けたと思います。

 ゴミ捨て場には、ベッドやら家電製品の山でした。カーテンや壁紙などの張り替え、給湯器の交換、車の買い替えも必要だったかもしれません。(私は車もレンタル派です)

 ちなみに、私は賃貸は絶対に二階以上です。地元は米どころであり、歴史的には水害の多かったところです。子供のころからそういう教育を受けているので、絶対二階以上です。

 ここを決める際にも、善福寺川が近かったのが引っ掛かったのですが、ここはちょっと土地が高く、またさらに二階なので良しとしました。

 そして、住み始めてから、二、三年で、あの水害。家から数軒先のところまで水に浸かりました。

 

 個人の特殊な経験を基に考えるのではなく、統計的に物事を考えるべきだとは思います。

 とはいえ、私は人生は何が起こるかわからないとも思っています。

 大きな揺れがやってくる場合、背伸びをしていたらひとたまりもありません。地に足をつけて、膝に余裕を持っていたほうがよいと思います。

 これから懸念されるのは、大震災と日本国債デフォルトでしょうか。



2010/12/09
 そういえば、東京カンテイの中古マンション販売価格のグラフも載っていました。

 それを見ると、15年まではほぼリニアに下がっていって、15年の時点で、新築販売価格の50%位でした。

 10年の時点では、70%位に見えます。とはいえ、販売価格と売却価格はまた違うので、資産としてはやはり50%位の価値しかないかもしれません。

 ちなみに、首都圏の方は何が理由かわかりませんが、築20年以後の物件の方が高いものもあります。何の影響でしょう?

 近畿圏はほぼだら下がりなので、首都圏固有の現象かもしれません。

 築20年でちょっと盛り返しているのは、それくらいになると必ずリフォームして売り出すからでしょうか?



 また、もうひとつ。私は賃貸派ですが、老後に備えた資産運用も行っています。60歳の時点で素寒貧だと、家賃に苦しむのは上記のシミュレーションでも明らかです。

 家を買ったつもりで資産運用を行いましょう。また、投資資金が捻出できないような高い家賃の物件に住んでいれば引越しを検討しましょう。



 もっとも、持ち家派の方も、リフォーム費用が入っていないので、これを考慮しておかないと、風呂釜やシステムキッチン、トイレ、洗面台などが壊れても直せなくなります。フローリングも張り替えたくなるかもしれません。エアコンが組み込みでとてつもなく高い場合もあります。

 経験上、10年近く済むと、たばこを吸っていなくても壁紙がかなり汚れてきます。壁紙の交換も10年か、15年くらいで考えたほうがよいでしょう。

 マンションではなく戸建だと、屋根や外壁のメンテナンスもお金かかりますから要注意です。



2011/02/17
 2/11の日経新聞に、マンションの耐震性についての記事が載っていました。

 それによると、建築基準法が定める耐震性はあくまでも最低基準であり、大地震でかろうじて倒壊を免れる程度であり、震災後に住み続けられる保証はなく、建て替えを強いられる場合もあり、にもかかわらず、新築マンションの9割が基準法ギリギリの耐震性しか満たしていない、ということでした。

 建築基準法が、最低限の基準であることは、以前調査した際に知っていたため、それ自体は驚きませんでした。しかし、新築マンションの9割がぎりぎりというのは、正直驚きました。

 まあでも、世の中、管理費や修繕費がかかることさえ知らずに買うような人がいるくらいなので、耐震等級まで気にして買う人なんて、ほとんどいないのは、想像に難くありません。

 耐震どころか、住みはじめてすぐに問題になる、遮音性や断熱性ですら、気にしている人がどれだけいることか。マンションのチラシにそれらに関する情報が滅多にないことから分かります。

 耐震等級は1級が、基準法の定める耐震性。2級なら、基準法の1.25倍の耐震性。3級で1.5倍、ということです。さらにその上に、免震構造があるということです。

 免震構造は、震災時の火災を除けば安心です。しかし、イニシャル、メンテナンスコストともに高い場合があるので要注意です。



2013/03/27
 大前研一が、日本では家を買ってはいけないと書いています。

http://www.news-postseven.com/archives/20110609_22471.html

 欧米では家を買った時が一番安く、住宅街の整備が進むとともに資産価値も高まってくる。日本では買った時が一番高く、10年で建物の資産価値はなくなり、街並みも寂れていく。街並みを良くするという考え方がないからだ、と言うことです。



2013/5/9
 アメリカで、金融リテラシーの不足による格差が生じているようです。
http://tips.asablo.jp/blog/2013/05/08/6803633

奥多摩 六ツ石山(奥多摩駅→稲荷神社→六ツ石山→稲荷神社→奥多摩駅)2010/05/22 00:00

 奥多摩六ツ石山を歩いてきました。

 朝早く起きたもののラーメン発見伝を読んでいて、支度を始めたのは六時過ぎ、結局電車に乗ったのは7時十何分のでした。

 乗ったのは青梅行きの各駅で、乗り換えて奥多摩駅に着いたのは、9時くらい。

 トイレに行ったり、靴紐やらアジャスターなどを調整して、うちののアジャスターをチェックしたら、トップリッドのアジャスターはユルユル (-_-;)。ウェストベルトのアジャスターを見たらベルトがバックルから抜けてるじゃないですか。( ̄□ ̄;!

 支度ができて、出発したのが9時半くらいでした。

 以前買った昭文社の山と高原地図奥多摩を見ながら、日原街道入り口まできて、コースを見ると、右の小路を入っていきます。

 途中まで進むとと、先が駐車場か何かで行き止まりになっているように見えたけれど、地図を信じて前進。

 行き止まりになっているように見えたところは右折できて、今度は左折のはずだけれど、どう見ても人の家の敷地内を通っているかのような階段を地図が示しています。

 半信半疑ながらおそるおそる階段を上っていくと、大きな車道に出て、左から他の登山客もやってきました。

 民宿たなからしき脇を通り過ぎたので、そろそろ山への入り口があるはずだけれど、それらしき案内がみあたりません。

 他の登山客は先に行くし、うちのが道標を見つけたのでとりあえず前進。登山客は、どこを通っていったのか、道路と立体交差した上の歩行者用の橋を渡っていきました。けれど、道標は、車道沿いを指しているので、道標に従って前進。

 実は、上の橋を渡っていくのが正解でした。車道を進んでもいけるけれど、遠回りだし、木があまりなくて日差しも強いし、車も来るしと、いまひとつでした。

 帰りに気がついたのですが、地図で示されている登山口のところには、ハンター用の注意札があり、今ではほとんど通られていないと見える道がありました。

 後日、新しい地図を買ってきてチェックしたところ、新しい地図では、上の歩行者用の橋がルートとして紹介されていました。ただし、コースは道路上ではなく、等高線に引かれていましたが… (-_-;)

 それはともかく、車道をどんどん歩いていくと人家がなくなり、北へ分岐する道路が現れてきます。ここでも、地図上ではそちらにちょっと進んでから山道に入るように見えます。しかし、分岐の壁には、六ツ石山は直進方向というスプレーが書かれています。

 そのとおりにしばらく歩くと、道標が現れ、いよいよ山に入っていきます。

 杉林が続き、途中に廃屋や小さな稲荷神社があります。杉林は途中から広葉樹に変わっていきます。

 三ノ木戸(さぬきど)山近くを、コースタイムに比べて20分程度遅れて到着。

 うちのは三ノ木戸山手前の急登で、既に精根尽きたかのような顔をしていたので、途中で六ツ石は無理かと思っていましたが、なんとか六ツ石に到着。

 水根に降りることも検討しましたが、急坂があるようで、その後のバスも未確認なので、結局来た道を戻ることに。

 とはいえ戻るほうも途中結構な急坂があり、最後のほうではついにひざが痛くなってきました。

 それでも本格化する前に奥多摩駅に3時45分くらいに到着できました。丁度とまっていたホリデー快速東京行きに乗ることができ、1時間で西荻窪まで帰ることができました。

 前回の高尾山が、下りはリフトを使って、ほとんど靴慣らし程度の状態だったので、今回が久々の山歩きとなりました。

 その割には、6時間近い歩行ができ、なかなかでした。充実感と達成感もひとしおでした。もっとも、その後一週間近く筋肉痛だか炎症だかにに悩まされる羽目になりましたが。

 今回は駅近ということもあり、たいした装備も持っていきませんでした。帰ってきてからパックの重さを量ったら5キロでした。水や飯などを入れれば、6キロくらいだったのでしょうか。

 MT703GHの本格稼動は、特に問題もなく、かなり快適でした。グリップが非常に優れていたような気がします。以前の靴だと少々滑るようなところもがっちりグリップしていたように感じました。あとは、紐が解けないというのはやっぱりいいです。

 サイズ的には、微妙にゆるかったような気もしますが、微妙に小指があたったことも考えるとジャストサイズだったということかもしれません。まあ、緩いのは重ね履きなどで対応することにしましょう。

 Photon 40も初めて使ったことになります。こちらも申し分ないフィット感と使い勝手で、今後の山行が楽しみです。

 いやぁ、やっぱり道具が体に合っていると山も楽しいです。



2010/12/28 
 また、六ツ石山に登ってみました。
http://tips.asablo.jp/blog/2010/12/25/5608255

ホンダ インサイト2010/05/27 00:00

 というわけで、諸般の事情でインサイトを借りてみました。

 箱根近辺への日帰りで、積載量も考える必要がなかったため、前から借りたかったホンダのハイブリッド車、インサイトを借りてみたわけです。

 朝、8時過ぎくらいに、ニッポンレンタカーに電話したら空いているということでした。

 用意されていたのは、まだほとんど傷もない新車同様のものでした。といっても、乗ってみたら既に4万キロ弱走っていました。( ̄□ ̄;!

 パネル類は未来的なデザインで、これまでの車とはずいぶん印象が違います。オートエアコンや情報用の画面が液晶で少々安っぽい感はありましたが、全体には悪くない感じです。

 シフトやサイドブレーキなどは普通のオートマと一緒で、特殊なシフトレバーを持つプリウスとは違い、操作がわかりやすいと思います。

 シートは、ちょっと硬めな感じで、いいような悪いような。

 後方視界はホンダ車にしては妙にいい感じ。ただ、左側の車幅感覚はなんかわかりにくく最後まで良くわからずじまいでした。

 ホンダで乗った車というと、ビート、CRX DelSol、プレリュード、アコード、シビックといったところです。CRX DelSolとプレリュードの後方視界がやたら悪く、アコードは車幅感覚がわかりにくいという印象がありました。

 実際に運転し始めると、ここんところずっとプリウスばっかり乗っていたので、フィーリングがかなり違い、非常に違和感がありました。正直なところちょっと怖いくらいでした。まあ、でもしばらく走れば慣れましたけれど。

 怖く感じた理由は、思い返してみると、やはり車幅感覚がわからないというところが大きいようです。

 インサイトは5ナンバーサイズらしいので、本来はプリウスより取り扱いが楽なはずです。プリウスに慣れているせいもあると思いますが、全然5ナンバーらしく感じませんでした。

 走りはきびきびしていて好印象。もっとも、プリウスの場合はキャンプ道具満載なので、ちょっと比較できないかもしれません。

 高速も特に違和感なくいい感じで走ってくれました。当初はリッター3キロというわけのわからない燃費が表示されていましたが、徐々に伸びていき、300キロ走って帰ってきた結果、リッター20キロ程度になっていました。

 プリウスが通常20キロ前後なので、殆ど遜色ない感じで意外でした。スペック上は明らかにプリウスのほうがいいはずですが。バッテリーなどが新しい分調子いいのでしょうか? やっぱり、荷物のせいが大きいかもしれません。

 驚いたのは荷室でした。プリウスと遜色ないか、かえって大きいんじゃないかと思うくらいです。床下の収納スペースもそれなりにあるし、もしかしたら、キャンプもこれでいけるんじゃないかと思いました。

 後部座席の足元も案外広くて悪くない感じです。5ナンバーにしては広く感じました。

 これはインサイトのせいじゃないのですが、ついていたカーナビがしょぼしょぼ。エクリプスなので富士通製だと思います。

 表示がみづらく、芦ノ湖で一回、環八で一回、西荻駅周辺で二回か三回、東京駅周辺でも一回、自車位置をロストしました。

 まあ、うちのあたりは知ってるので、特に問題はありませんでしたが、東京駅では、指示されたところに道がなく(行き過ぎ)、その結果高速に乗りそびれてしまい、再度乗ろうにもあの辺は規制と交通量が多く、乗るのが大変でした。

 一度乗りそびれたら、さっさとあきらめて下道を行く案内をするし。いや、どう考えても高速に乗った方が速いんですけど。都心でカーナビが効かないというのはたまらんものがあります。

 ニッポンレンタカーについてるカーナビは以前もひどいものがきたことあるので、もうちょっと何とかしてほしいものです。

 インサイト自体は、悪くなく、また借りてみてもいいかなという感じです。

 ただ、普段借りているプリウスは、オートライト、間欠ワイパー間隔調整、オーディオエアコン類のハンドル操作、純正カーナビ、などがついているので、こちらのほうが便利は便利です。運転席左側のアームレストもあるし。

 (インサイトは車速感応型の間欠ワイパーがついているようです)

 あと、シートもプリウスのほうが、ゆったりした感じがあり、疲れないのかもしれません。

 新型プリウスにはまだ乗っていないので、そちらがどんな感じかわかりませんが。

 まあでも、いい経験になりました。念願かないました。


2011/11/06
 再度インサイトを借りてみました。

 今回は東京から奥日光に行き、鬼怒川温泉で宿泊し、紅葉ラインを通って高速で帰ってくるという工程でした。

 今回再度借りてみて思ったのは、結構振動が伝わってくるという事でした。

 椅子が比較的固めという事もあるのだと思いますが、足回り自体が固いような気もしました。

 うちのもプリウスに比べると乗り心地が良くないといっていました。

 プリウスよりずっとフィットに近い乗り心地でした。

 今回気が付いたのは、高速走行時の風切音の少なさです。結構速度を出してもあまり音がしないように感じました。

 空力を考えた形が影響しているのでしょうか? 一般的な車と比べると、フロントガラスがかなり寝ているように思います。

 それ以外は、坂でも高速での追い越しでも、楽々とは言わないものの、不足を感じることもなく、そのあたりはいい感じでした。

 500キロくらい走って平均燃費は23キロくらいだったと思います。なかなか優秀です。

 自分でインサイトを買うかというと、あの乗り心地を考えるとやはりプリウスの方がいいような気がします。

 なお、ニッポンレンタカーで借りた車は、テレスコピックと座面高調整がついていて、いい感じでした。

テント モンベル ステラリッジ3型2010/05/29 00:00

 ステラリッジといえば、モンベルの山岳テントです。

 山岳テントだけあって、軽量、コンパクト、風に強い、という特徴を備えています。

 だがしかし、登山で使ったことは一度もありません。( ̄^ ̄)

 やはり、ただでさえ重たいところに、テントやら寝袋やらマットやらを持つ気になれないというのが一番です。

 とはいえ、繁忙期の山小屋の、あの非人道的な寝床を考えると、やはりテントかなぁ、という気もします。

 山も再開したのでいずれ山にも持っていってみようかと思います。


 そんなわけで、ステラリッジはもっぱらオートキャンプで使用しています。オートキャンプで使用した場合のよしあしについて書いてみます。

 問題点は次のようなものです。

 ・風雨のとき、出入り時に濡れる
 ・通風性が低い
 ・天井が低い
 ・フライに虫が集まる

 山岳テントのため、軽量、耐風、組み立て性重視なのは仕方がないと思いますが、前室が狭いです。

 雨のとき、前室の出入り口側は濡れるためものを置けないので、、二人分のシューズを置いたらもういっぱいという感じです。

 前室の出入り口を開けると、出入り口部分のフライがだらーんとたれてしまい、雨の時には体やインナーに触れて濡れてしまいます。

 出入り口を開けると、インナーの出入り口も空にさらされるため、雨が強いときには雨が吹き込みインナーの中まで濡れる恐れがあります。

 雨が降らなくても、結露でフライの内側が濡れていて、開け閉めするときや、出入り時に濡れて気持ち悪いというのもあります。


 オートキャンプ用のテントと違って、メッシュ面は出入り口のドア部分にしかありません。あだたらでテントを張ったときには、日差しが強く、中がムッとして、これは夏とかは無理じゃないかと思ったものです。

 スノーピークのランドブリーズLX4を使っていたときには、かなりの面をメッシュにできたので、通り抜ける風が心地よく、快適だった記憶があります。うちのは気持ちよく昼寝してました。


 天井はやはり低いと思います。とはいえ、着替えのときに少々難があるという程度で、それほど苦になるわけでもありません。

 狭ければ、寒い時期は温まりやすいというわけでもありますし。


 フライの色がオレンジで、おそらく遭難時に発見されやすいということなんだと思います。

 それが、何故かとても虫が寄ってきやすいです。他の色のテントと並べていると歴然と虫が寄ってきます。

 まあ、ただそれだけなんですが。虫嫌いの人にはうれしくない仕様かもしれません。

 日差しをさえぎるには、赤とかがよいのかもしれません。ただ、赤いテントを持っている友人の話では、眼がちかちかするということでした。

 眼にやさしいという意味では緑がいいのかもしれません。オプションで、緑のフライでも出してくれないでしょうか?


 と、問題点を書いてみましたが、一番気になっているのは、雨の日の出入りです。雨の日だけではなく、結露がひどい日の出入りもです。

 通風については、基本的に暑い時期や、暑い場所ではキャンプをしないので、今のところ実際に問題になったことはありません。



 そんなわけで、現在考えている次期主力テントは、スノーピークのアメニティードームS。これの前室は十分広くて、通風性もあります。

 前室サイドの出入り口は、スノーピークのランドブリーズLXやトレイルトリッパーを使った経験からいくと、かなり期待できそうです。これらを使っていたときには、雨の日でも楽に出入りができていたという記憶があります。

 ただ、どうしても広い分、重く、収納時も大きくなってしまいます。

 また、例によってペグの本数なども増えそうです。ということは設営、撤収時間も伸びるということになります。

 あとは、前室の分だけ設営面積も増え、設営時の制限が増えるということになります。



 ちなみに、ステラリッジ3型は三人向けとなっていますが、快適に寝られるのは二人だと思います。とても三人で寝る気にはなれません。

 まあ、でも、これはテント全般に言えることです。ランドブリーズ4を使っていましたが、あれも二人で快適というところだと思います。大人三人はまず無理ではないかと思います。大人二人に子供一人でも微妙じゃないかと思います。

 なお、ステラリッジのいいところというと、やはり、コンパクト、軽い、耐風性、だと思います。

 特に耐風性については、タープが心配になるような風のときでも、安心して眠ることができます。テント内の雰囲気も明るくて結構いけます。


2010/10/16
 今回のキャンプは雨でした。

 やはり、出入り時に、インナーテントの床が濡れてしまいます。それほど強い雨ではなかったので、まあ、よかったけれど、土砂降りの場合、出入りを躊躇するかもしれません。

 元が山岳テントですから、多少の濡れはあきらめるしかないですね。

 あとは、フライの撥水性能が低下していて、頂上のあたりと、ポールに沿った部分に雨がしみ込んでいました。

 晴れ間で乾いた時に、持ってきていた防水スプレーを吹いておいたところ、夜にまた雨が降った時には、撥水が復活していました。
 \(^o^)/



 基本的に、テントの人数は幅60センチで計算しているようです。ステラリッジの場合、幅が180センチなので3人用ということのようです。

 60センチあれば快適という話もありますが、それが快適かどうかは、その時の状況によります。少なくともオートキャンプでは、二人用が適切だと思います。

 長さは210cmということになっているので、余裕がありそうにも思えます。でも、実際寝てみると、そうでもありません。

 たとえば180cmの人でも、寝るとき、足首を直角にして寝る人はいないはずです。通常は足を延ばして寝ます。それだけで、10cmか20cmは伸びることでしょう。

 さらに、テント内の壁は傾斜しているので、これまた、文字通り210cmととらえるわけにもいきません。

 ちなみに、一般的なベッドマットレスは、シングルで200 x 100 です。セミダブルで 200 x 120 です。

 頭とか足とかに、着替えなどの荷物を置くと思うと、それほど余裕があるサイズではありません。

 インナーテント底部の内側は結露しやすいので、それも考慮する必要があります。

 実際のところ、二人で寝ている分には、荷物を横におけるので、不自由はありません。私の身長は180弱です。

 傾斜地だとずり落ちたりするので、十分かというと、そうでもないと思います。

 基本的に寝る環境は余裕があった方がよいと思います。ただでさえ通常とは異なる環境なわけですから。

 翌日に運転することもあることを考えると、快適な睡眠ができる環境を用意した方が無難だし、キャンプ自体も楽しくなると思います。



2012/05/23
 結局その後は、スノーピークのアメニティドームSをオートキャンプのメインテントとして使っています。

http://tips.asablo.jp/blog/2010/11/11/5493534

 先週末は金環日食を見るためのキャンプだったため機動性重視という事で久々にステラリッジを引っ張りだしてきました。

 やはり、シンプルなだけあって設営も早いし、コンパクトです。

 ただ、どうしても結露で濡れた出入り口は好きにはなれません。

 また、周囲を散歩してから撤収しようとしたところ、陽が当たっていたため、驚いた事にインナーの底まで乾いていました。それだけ暑かったという事だと思います。
 (-_-;



 設営のポイントは、まず張り綱は全部張る事です。キャンプ場では張り綱を張らない人をよく見ますが、強風が吹くと地獄を見ます。

 また、ピンと張る事によって、インナーとフライとの間隔も確保できるので、通風性の面でも有利だし、雨のときにフライがインナーに接する事もなくなると思います。

 張り綱は目一杯長く張った方が、耐風性があがるはずです。

 フライの端のフックにゴムをかける前に、張り綱を結んだ方が賢明です。フックをかけてしまうと、ループに綱を結びにくくなってしまいます。



 そうそう、山岳テントだから仕方が無いんだけれど、やはりテント内の高さがもう少しあると楽です。

 前回、アメニティドームSの中で一杯飲んでみたところ、結構快適でした。今回はステラリッジの中で飲んでみたところ、壁が背中にぶつかり気味で、天井も低いです。

 オートキャンプで快適に過ごしたいなら、ステラリッジはさけた方が良いと思います。ステラリッジというよりは山岳テントを避けたほうが良いと思います。


2012/08/11
 ステラリッジの他に3つくらいテントを使ってきたので、残念ながらどれがどれだったか記憶がはっきりしません。

 ステラリッジの場合、ベンチレーターを開けていれば、結露しないか殆んど結露しない状態だったと思います。

 逆に閉めているとそれなりに結露したような気がします。

 ベンチレーターを開けていれば外気と室温の差が少なくなり、なおかつ換気により湿度も低下するので、結露しづらくなるはずです。ただし、寒くなるのが難点です。

 今のような時期は問題ありませんが、氷点下を下回る時期だとやはり閉めたくなってきます。

 結露するかどうかは気象条件と、あとは寝る人の体質にもよるのかもしれません。

 友人は代謝機能が高いらしく、結構結露するようなことを言っていました。実際彼が車に乗ると、窓が曇りがちだと感じます。


 インナーテントの結露は、底部の防水部分が濡れて、そこに接した寝袋などが湿って不快だと感じることはあります。

 しかし、それらも朝起きてパネルを開けたりしていれば出発するころには解消しているのでそれほど苦にはなりません。


 フライ裏の結露のほうは、それこそビショビショでなかなか乾かず出発時間に影響してくるので厄介です。

 ただ、これはよほど地面が乾いているか風が強くないかしないと多かれ少なかれ結露はするので、諦めています。

 朝の日の出と風に期待するしかありません。

 日差しが強くて、ある程度の風があるとあっという間に乾いてあれは気分がイイですね。
 (^^)


 テント設営の際に、張り綱を目一杯伸ばしてペグを打ち、ちゃんとテンションを掛け、フライ下端のゴムループにもテンションを掛けてペグを打てば、フライがインナーに接することはまずないと思います。

 バリっと張れると気分がイイです。(^^)

 ただ、あんまり引っ張りすぎると生地を痛めると思いますが。
 (^_^;)


 ステラリッジは、一緒に行く友人が主に使っていました。彼にも使用感を聞いてあるので、返事があったら追加しておきます。
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